スペインへ語学留学中のバイクタレント兼こうのす観光大使・岸田彩美さんの好きなモータースポーツであるトライアル。その室内版といえるXトライアルはどのような競技なのでしょうか。

室内で行われる「Xトライアル」

  こんにちは。バイクタレントの岸田彩美です。いかがお過ごしですか。季節はもうツーリングシーズンですね!

室内で行われるXトライアルに訪れた岸田彩美さん
室内で行われるXトライアルに訪れた岸田彩美さん

 突然ですが、Xtrial(エックストライアル:以下Xトライアル)って聞いたことはありますか?

 私が好きなモータースポーツ・トライアル(Trial)については、バイクのニュースさんに何度も観戦レポートを掲載していただいておりますが、今回ご紹介するXトライアルは“室内で行われるトライアル競技”の世界選手権となります。そのため自然の地形を活かして戦われるアウトドアトライアルとは違い、人工的に作られたセクション(コース)を走ります。

 年間を通じて開催数も少なく、現在はヨーロッパ内でしか行われていないため、スペインに住んでいる間になんとしてでも行かなきゃ!! と思っていました。2010年まではインドアトライアル世界選手権という名前だったそうで、過去には日本でも開催されていたそうです。

 私がスペインに来る前の202年の話になりますが、フランスで行われるXトライアル デナシオン(国別対抗戦)を観戦するために航空券を取っていました。しかし新型コロナウイルスの影響により、大会も中止、泣く泣く航空券もキャンセル。

 その一年後スペインに来たものの、Xトライアルは室内で行われる競技なので、そもそも開催をするのか・観客を入れるのか微妙なところでしたが、念願叶って見に行くことができました。(ここぞとばかり、合計4回も見に行っていました)。

「Xトライアル」の基本的なルールは?

  Xトライアルのルールですが、1つのセクションにつき、減点ゼロで抜ければクリーン。最大減点は5点です。最終的に減点数が少ないライダーが優勝となります。足を1回着いたら1点減点、2回着いたら2点、3回着いたら3点……とここまでは基本的にはアウトドアトライアルと一緒なのです。

室内で行われるXトライアルの様子
室内で行われるXトライアルの様子

 しかしアンダーガードをぶつけてしまうと、1点減点となります。後ろに戻るバックと、停止は減点対象ではありません(アウトドアだと5点)。

 例えばとあるセクションで3点の状態で、アンダーガードをぶつけたり、足つきをすると5点になってしまいます。アウトドアは、3回以上の足つきは3点のままです。

 決められたセクションから外れると5点となります。リスクも高く、セクションも難しいのに、ルールが厳しいところも見どころですね。

Xトライアルの魅力とは

  私が思うXトライアルの魅力として、スポンサーロゴの入ったセクションをライダーが走るのが面白く、どうみても垂直な角度とか、明らかにバイク一台分のスペースないよね? という場所も走ります。

 室内で行われるXトライアルの様子。競技を見るため、多くの観客が訪れます
室内で行われるXトライアルの様子。競技を見るため、多くの観客が訪れます

 天候に左右されず座って見ることが出来るので、家族連れにもオススメ。また出場する選手の走りをまんべんなく見ることができます。チケットもお手頃価格で購入でき、会場によって違いますが、だいたい25〜35ユーロあれば大丈夫。

 演出が派手で、途中の休憩時間もパフォーマンスがあるので飽きにくいのとピットや練習の様子を見学することができたり、駐車券付きのゴールデンパスも販売されています(ちょっぴりお高め)。

 このXトライアルは特殊で、アウトドアトライアルの最高峰クラスで戦っている選手が全員出場するわけではありません。また毎回予選があるので、ライダーは勝ち進まないといけません。

 応援している選手が予選敗退となると、そこで終わってしまうから寂しさはありますね。

 また、トライアルの魅力である選手との距離が近いという点でいうと、遠く感じるかな〜。

 深夜にはなりますが、大会の様子がスペインのテレビでも放送されていたり、どの会場でも観客が多く、ファンの多さに圧倒されました。

アウトドアトライアルでもXトライアルでも強さを発揮しているホンダのトニー・ボウ選手(真ん中)
アウトドアトライアルでもXトライアルでも強さを発揮しているホンダのトニー・ボウ選手(真ん中)

 昨年2021年シーズンは、アンドラとバルセロナの2戦行われ、ホンダのトニー・ボウ選手が優勝。

 今年2022年シーズンは、残り2戦を残し(現時点で)トニー・ボウ選手が現在一位となっています。今後はアウトドアトライアルのシーズンになるので、次戦のXトライアルは10月8日のアンドラ大会となります。生観戦をオススメしたいところですが、インターネット上でリアルタイムで見ることが出来るビデオパスもあるので、チェックしてみて下さい。

 インドアでも強いトニー選手の快進撃はまだまだ続きそうですね! 次は今年バルセロナとマドリードで観戦した様子をお届けしたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました♪