昨今、バイク人気の高まりと比例して、「バイクの駐車場投資」というビジネスに注目が集まっています。一体、どんな投資なのでしょうか。

バイクの駐車場投資とはどのようなもの?

 バイク人気の高まりと比例するかのように、「バイクの駐車場投資」が注目を集めています。バイクの駐車場投資とは、一体どんなビジネスなのでしょうか。

バイク用の屋内型駐輪場
バイク用の屋内型駐輪場

 不動産投資には、家賃を目的としたアパートやマンションの購入など様々な種類がありますが、自身の所有する土地をバイクの駐輪場として貸し出す形態が、バイクの駐車場投資です。コインパーキング業態や月極駐車場など、立地や広さを考慮して貸し出せば安定した収入が得られます。

 また、賃貸住宅投資の場合、維持や管理に多くの手間暇や費用がかかるという欠点がありますが、バイクの駐車場投資ではほとんど、そういったものがかからないという点が最大のメリット。さらに、近くにバイクユーザーがいれば需要があるため、交通の便が悪い土地でも、運用は可能です。

 バイクの駐輪用スペースは住居スペースやクルマの駐車スペースよりも比較的小さくて済むため、狭小地でも投資は可能となっています。

 一方で、賃貸住宅やクルマ用の駐車場より、絶対的な収入額が少ないというデメリットが挙げられるほか、集客方法が考えづらいことから契約台数を埋めるには、立地によっては多少苦労するかもしれません。

バイク用駐輪場の看板
バイク用駐輪場の看板

 では、バイク用の駐輪場にはどんな種類があるのでしょうか。バイクの駐輪場は大きく分けて、「屋外型」、「コンテナ型」、「屋内型」の3つに分けられます。このうちコンテナ型と屋内型は雨風からバイクを守ることができるため、高級バイクやコレクション用バイクなどを駐車しておくのに向いています。

 一方で屋外型のバイク駐車場は車両の出し入れがしやすいため、日常的にバイクを利用するユーザーが主なターゲットになるでしょう。

バイク駐車場投資の運用方法や利益は?

 ではバイク用の駐輪場投資は、どのように運営するのでしょうか。

 バイク用の駐輪場投資といっても、運用方法は他の不動産投資と変わらず、バイク用の駐輪場としてユーザーに貸し出すだけ。ユーザーに利用してもらうことで、はじめて賃料が得られる点も共通しています。

バイク用の屋外型駐輪場
バイク用の屋外型駐輪場

 バイクの駐車場投資と他の不動産投資との違いは、圧倒的な初期費用の安さです。駐車場としてハード面を整備するだけなので、例えば屋外型駐車場で必要なのは舗装とライン引きのペイントだけ。また、賃貸住宅のような、入退去時のクリーニングやリフォームといったメンテナンスは必要ありません。

 そのため、投資した費用の回収が比較的早いというのが最大のメリット。例えばコンクリート舗装の相場は、1m2あたり1万円から1万2500円といわれています。また、バイク1台あたりの面積を幅1.3m×長さ2.6m≒3.4m2とした場合、塗装費用を除いて単純計算すると、屋外型駐車場10台分の初期費用は1万円×3.4m2×10台=34万円が目安になります。

 1台分の賃料を月額4000円とした場合、3年間の収入は4000円×10台×12か月×3年で合計144万円。わずか3か月で、初期費用の元を取れる計算となりました。

バイク用のコンテナ型駐輪場
バイク用のコンテナ型駐輪場

 もちろん机上論にはなりますが、想定利回りを年間想定年収(賃料×12か月)÷物件購入価格×100で計算した場合、年率で420%。これは、契約率を考慮しても賃貸住宅ではあり得ない利回りであり、バイクの駐車場投資では効率よく投資分を回収できることがわかります。

 一方で、ボックス型や屋内型の場合は構造物を建築・設計することになるため、初期費用は屋外型より大幅にアップします。建築形態や構造により費用が異なるため、屋外型のように費用の相場を算出するのは極めて困難ですが、一般的な建築物と同等の面積単価か、総面積が少ない分単価はそれより高くなる可能性が高いでしょう。

 より費用対効果を高めるためには駐車台数を多く設定する必要があり、これもトータルの初期費用を上げる要素になります。その分回収までの期間は長くなりますが、屋根付きというメリットがあるので、屋外型より月額料金を高くしても契約が見込めるることが予想できます。

 実際の利回りはケースバイケースになるため具体的な数字は出せませんが、住宅や自動車駐車場の投資より効率の良い利回りが十分期待できる不動産投資のひとつです。