ヤマハが、同社製品を「正しく」「安全に」「楽しく」「役立つように」使用し、期待する価値を実現できるよう、世界中で展開している安全・普及活動、「ヤマハライディングアカデミー」。その活動の一環として開催する「大人のバイクレッスン」に参加しました。

安全にバイクを愉しむためのスキルを学ぶライディングスクール

 ヤマハが全国各地で開催する、初心者、リターンライダーを対象としたバイクスクール、「大人のバイクレッスン」に参加しました。

 YRA(ヤマハライディングアカデミー)大人のバイクレッスンに参加する筆者(先川知香)
YRA(ヤマハライディングアカデミー)大人のバイクレッスンに参加する筆者(先川知香)

 大人のバイクレッスンは、免許を取ったばかりで公道デビューに少し不安がある人や、久し振りにバイクに乗ってみたいけどスキルに自信がない人、そんなライダーを対象としたライディングレッスンで、オンロードとオフロードの2種類が設定されています。

 今回、私(先川知香)が参加したのは、オフロードの基本操作をマスターできる「オフロードレッスン」です。

 オフロードレッスンで用意される車両は、ヤマハが誇る人気のトレールバイク「セロー250」。車高が高いモデルが主流のオフロード系バイクにしては珍しく、身長165㎝の私でも両足がしっかりと付く足つきの良さで、オフロードへの入門にピッタリの1台です。

ヤマハ「セロー250」は足つき良好
ヤマハ「セロー250」は足つき良好

 また、私は自分の持っているオフロード用装備を一式持参しましたが、服装は長袖、長ズボンに靴下をはいて行けば、ライディングに必要なヘルメットやグローブ、プロテクターやオフロードブーツは、現地でレンタルすることもできるので、ただオフロードに興味があるだけの、本当の初心者でも気軽に参加することができます。

オフロード用の装備はレンタル可能
オフロード用の装備はレンタル可能

 着替えが終わると、開会式。開会式では、1日の流れや講師の紹介に加えて、参加者ひとりひとりの自己紹介タイムも設けられているので、一緒にレッスンを受けるメンバーのバイク歴などを知ることができる点も、私にとっては安心できる要素のひとつでした。

 レッスン内容を大まかに説明すると、午前中はフラットな路面でのオフロードの基本操作をひたすら練習。午後は、午前中より少し変化のある未舗装路面を利用して、低速域でトコトコと走行するトレッキングツーリングがおこなわれます。

 まずは、バイクを停車させた状態でのライディング姿勢の練習から始まって、リアブレーキを強くかけてリアタイヤロックさせて停車する練習や、フロント、リア、エンジンの3つのブレーキをバランスよく使用して安全に止まる練習など、バイクに楽しく乗るために重要な、安全に止まる練習を何度も繰り返しました。

ライディング姿勢の確認もバイクを楽しむために重要な要素
ライディング姿勢の確認もバイクを楽しむために重要な要素

 そして、その後も何度かライディング姿勢を修正してもらいながら、平坦な未舗装路でのスラロームなど、アクセルのオンオフやブレーキのかけ方、体重移動や車体の動かし方など、ひたすらオフロードの基本を繰り返します。
 
 私は普段、オンロードでしかバイクに乗ることが無かったため、体の使い方が真逆ともいえるオフロードの乗り方に大苦戦。なんとか前の人について行くのが精一杯という状況ではありましたが、インストラクターがひとりひとりのライディングをキチンとチェックして、どこを直せばよくなるのかを個別で教えてくれるので、少しずつできることが増えていき、楽しく乗れ始めた頃に午前中のレッスンは終了となりました。

ホントに初心者向け?と思う程盛りだくさんなレッスン内容

 午後は、午前中に習った基本を組み合わせた応用的な内容。

 パイロンを目掛けてタイトに回るコーナリング練習や8の字、そして走るフィールドを広げ、ただ平坦な未舗装路を走るだけでなく、少しふわふわとした土の上や、緩やかなアップダウンのある路面などを、何組かに分かれて走行します。

アクセルワークが重要なスラロームにも挑戦
アクセルワークが重要なスラロームにも挑戦

 午前中のカリキュラムすら必死でついて行っているという状況だった私にとって、午後の内容は急激に難易度がアップした少しスパルタな印象でかなり驚きましたが、自分が思っていたよりもしっかりとついて行くことができて、さらにビックリ。

 レッスン前半の基礎をしっかりと繰り返したことで、未舗装路ではどうすれば車体がバランスを崩すのか、どうすれば安全に止まれるのかなどがキチンと体で理解できていたようで、普段なら怖いと思うような多少の小石などが気にならなくなって、落ち着いて路面状況に合わせた操作をすることができました。やっぱり、基礎って大事。

全日本モトクロスにも使用されるコースの一部を走行する筆者(先川知香)
全日本モトクロスにも使用されるコースの一部を走行する筆者(先川知香)

 レッスンの仕上げは、全日本モトクロスもおこなわれるコースの一部を体験走行。これまでの練習で走った路面とはまったく違う、アップダウンのあるフカフカとした土の上を、数周走って終了。レッスンが終わる頃には、多少の路面の変化には一切焦ることがない、心の余裕を感じることができました。

参加者全員で撮影した集合写真もイイ思い出
参加者全員で撮影した集合写真もイイ思い出

 私が大人のバイクレッスンに参加してみた最終的な感想は、「初心者向けにしては、ハードすぎない?(笑)」のひと言。内容は初心向け体力的には上級者向けという、初心者向けのライディングレッスンと甘く見て参加すると、後悔するほど濃厚なカリキュラムとなっています。

 レッスンがスタートする朝9時半から夕方の15時45分まで、お昼休憩の1時間を除いてほぼバイクに乗りっぱなしで、どんどん新しい項目に挑戦していくかなりスパルタンな内容。運動不足の私は後半、負けず嫌い精神のみでなんとか最後までやり切りましたが、体力をすべて使い果たし、終了後はぐったり。達成感とクルマを運転して帰ることへの絶望感でいっぱいでした。

 そんな大人のバイクレッスンは、全コース1日8000円(消費税込)! 車両や装備のレンタルから、昼食代まですべて含まれるリーズナブルさです。

 申し込みはヤマハの公式サイトから。残念ながら、かなりの人気レッスンで参加は抽選となりますが、バイクの基礎を学んでバイクライフをさらに楽しみたい初心者ライダーには、すごくおススメの充実した内容となっているので、是非申し込んでみてください。

 当日のスケジュールはかなりハードに組まれているので参加する際は、絶対に無理は禁物です。