『小野木里奈の○○○○○日和』は、鮮やかなカラーリングが目に眩しい台湾生まれのKYMCO「X-TOWN CT250」に試乗します。
キュートな色使いが好印象
皆さん、こんにちは!小野木里奈です。さて、今回はKYMCO「X-TOWN CT250」の試乗記でございます!
開催されたJAIA試乗会でKYMCO(キムコ)という台湾の二輪メーカーを知った私。KYMCOという響きもなんだか親しみやすい可愛らしい名前だし、色んなレパートリーのスクーターを展開するのがキムコという印象です。それではいってみましょう〜!

今回、KYMCOのX-TOWN CT250の試乗するカラーはブルー。ホームページで見るよりも実物の方が淡い水色のように感じます。なんだかドラえもんを連想させる、ちょっと可愛らしい色で女性ウケも良さそう。形だけ見るとスポーティーさもありますが、この水色のおかげでキュートさも両立されています。
特に印象的だったのが、足元が広々としているフラットフロアの部分。運転する時は両足をフラットフロアに置くわけですが、最近のスクーターは足元に膨らみがあることが多いモデルもあり、乗り降りをする時に膨らみを足で避ける必要があります。膨らみでズボンやスカートの裾が当たって汚れてしまったり、夏は汗でジーンズが張り付いてしまった足を開いて上に持ち上げるのがやりづらかったりなど、地味に乗る上で色んな弊害が起こります。その要因となるこの膨らみが取っ払っている状態になっているので、そのストレスが減るということになりますね。

ライデングポジションは、フラットフロアと前方に足を伸ばすことができ、自分にあったポジショニングで運転することができます。また、足回りの空間が広々としており、フックに荷物をかけても窮屈になりにくいですよね。

ハンドル周りは、中央のカバーをカパっと開けることができるんです。USBの差し込み口があり、さらに長いコードがぷらぷらするのを防ぐために挟むことができる部分もあります。運
シートを開けると、外見通りの収納力。そして、スムーズな開閉をサポートする油圧ダンパーを採用しています。また、LEDライトがトランクにあり、光センサーで開けたら点灯する仕様になっています。さらに、トランクには電源ソケットも装備されているので、充電することが可能です。

それでは、恒例の足つきチェックでございます! 私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高が790mmということで、両足が楽々着くというわけではありませんが、爪先立ちであれば両足で車体をささえることが可能です。スポーティーな雰囲気ですがフォルムはちょっとポテっとしているので車体重量が200kgを切っているは意外です。
初めて感じる乗り心地
それでは、いよいよX-TOWNの乗り味をチェックします。エンジン音はおとなしめで、振動もなく乗っても体の負担が少ない感覚です。

特にびっくりしたのがコーナリング時。車体を傾けて曲がろうと思ったら、車体がふにゃ〜んとすごく滑らかで柔らかい…!
「なんだ!この初めての乗り心地!」個人的な感覚なのですが、これまでに乗ってきた国産スクーターでは味わうことができない感覚です。タイヤと車体がつながっている部分によるものなのか、とにかく柔らかく、200kg近くある車体だとは思えないほど。これまで大きいスクーターを試乗したことはありましたが、車体を倒した時、少なからずその車体の重みを感じることがあったんです。だけど、それが不思議と感じないのがとても印象的です。これなら、シート下に荷物を詰めてさらに重さが増していても、特に運転に大きな影響を受けることが少ない気がします。

メーターパネルは、デジタル液晶パネルとアナログメーターを組み合わせており、なんだかそれぞれのいいとこ取りをしているよう♪スピードメーターはアナログの方が見やすい方もいますし、全てが新しいデジタル液晶の方が良いとは一概にはいえません。
これだけの機能性があって、運転中のライダーへの負担が少ないと買い物や通勤だけでなく、バイク旅にもぴったりかもと思ってしまいます。実際にこのスクーターで高速道路に乗って遠出してみたくなりました(笑)

機能性がたっぷり欲しいというわがままライダーは、「X-TOWN CT250」に試乗してみるのもいいかもしれません。