首都高速道路株式会社(以下:首都高)は、2022年6月24日に、2021年5月10日午前0時に廃止した江戸橋出入口の撤去現場をメディアに公開しました。PHASE 01となる現在の工程では地下化に向けて江戸橋・呉服橋出入口の撤去、地下埋設物移設が行われます。

地下化へ向けた工事の第一弾

 首都高速道路株式会社(以下:首都高)は、2022年6月24日に、2021年5月10日午前0時に廃止した江戸橋出入口の撤去現場をメディアに公開しました。

撤去作業が進められている「首都高 江戸橋出入口」
撤去作業が進められている「首都高 江戸橋出入口」

 日本橋川周辺では多くの再開発計画が立ち上がり新しいまちづくりが始まっていますが、1963 年の開通から半世紀以上が経過している日本橋川上空の首都高速道路は、構造物の損傷が激しく更新が必要となっています。

 その一環として行われている日本橋区間地下化事業は、これらのまちづくりと一体となって取り組まれるもので、自動車専用道路の地下化と合わせて構造物の更新を行うものです。

日本橋区間地下化事業 進呈状況(提供:首都高速道路株式会社)
日本橋区間地下化事業 進呈状況(提供:首都高速道路株式会社)

 同計画は大きく分けて3つの段階に分かれており、PHASE(フェイズ)01では江戸橋・呉服橋出入口の撤去、地下埋設物移設、PHASE 02では開削トンネル工事、河川内工事、シールドトンネル工事、擁壁・堀割・工事、高架橋工事、PHASE 03(2035年から2040年 ※予定)では撤去工事が行われます。

撤去された高欄、床版
撤去された高欄、床版

 PHASE 01に含まれる江戸橋・呉服橋出入口の撤去においては、(1)舗装の撤去、(2)高欄、床版の撤去、(3)橋桁撤去工の順番で進められており、今回メディアに公開されたのが(3)の橋桁撤去工の現場です。

江戸橋出口(4006-4005) 橋桁撤去工の概要(提供:首都高速道路株式会社)
江戸橋出口(4006-4005) 橋桁撤去工の概要(提供:首都高速道路株式会社)

 なお、現在行われている(3)橋桁撤去工では
1 .撤去する1径間分の橋桁を、ジャッキ・鋼棒で吊りながら両端部を切断
2 .切断した橋桁を河川上の台船に降下
3 .台船上でブロック状に切断し、ブロック状の部材を陸上部のクレーンにより吊上げ、車両に積込み陸上搬出
の手順で作業がすすめられていますが、降下している桁は1本あたり長さ約32m、重さ約35t (銀座線の車両の長さ約2両分、重さ約1両分と概ね同等)、2本降下後、台船上で1本あたり6分割し、トラックで搬出されます。

江戸橋・呉服橋出入口撤去工事 完了後のイメージ
江戸橋・呉服橋出入口撤去工事 完了後のイメージ

 なお、首都高によると出入口撤去工事により、日本橋区間地下化事業で撤去予定の高架橋のうちの約1割が撤去される予定といいますが、日本橋川の景観にどれほどの変化がうまれるのか注目したいところです。