オランダの新興企業「LM Creations」はBMW Motorradが過去に販売していた空冷ボクサーエンジン搭載の「R」シリーズ(1969年から1995年製モデル)に対応するボルトオン電動化キット「R00 kit」を公開しました。どのような特徴を備えているのでしょうか。

空冷ボクサーのヘッドカバーを残しつつ電動化

 オランダの新興企業「LM Creations」はBMW Motorradが過去に販売していた空冷ボクサーエンジン搭載の「R」シリーズ(1969年から1995年製モデル)に対応するボルトオン電動化キット「R00 kit」を公開しました。

LM Creationsのキット「R00 kit」で電動化されたBMW Motorradボクサーエンジンを搭載した「R00」
LM Creationsのキット「R00 kit」で電動化されたBMW Motorradボクサーエンジンを搭載した「R00」

 1923年にBMWブランド初のバイクとして生産された「R32」を原点に持つRシリーズは、現在のラインナップにも名を残す伝統ある機種です。

 オートバイのアフターマーケット部品を専門に扱う卸売会社「Motorcycle Storehouse」でリードプロダクトエンジニアとして6年間勤務したLuuc Muisが立ち上げたLM Creationsが公開した電動バイクキットは、Rシリーズの特徴であるボクサーエンジンの外観を保ちながらEV化するもので、キットはパワーユニット、バッテリーパック、充電器で構成。

BMW Motorrad製のボクサーエンジンをボルトオンで電動化できる「R00 kit」
BMW Motorrad製のボクサーエンジンをボルトオンで電動化できる「R00 kit」

 最大20kw(26.8馬力)、最大トルク72Nmを発生する72Vのモーターは純正クランクケースにボルトオンで収めることが可能で、BMW Motorrad製の燃料タンクを再現したグラスファイバー製のシェルに収められた4.3kWhのバッテリー(充電回数は約2000回、走行距離は約16万km)により市街地走行距離80kmを実現するといいます。

 また、230Vシステム充電器には1,8kwと3,3kwの2つのオプションがあり、3.3kwの充電器は、約1時間で80%、1,8kwの充電器は2時間で80%まで充電可能となっています。

1969年から1995年に製造されたR45、R60、R65、R75、R80、R90、R100に搭載可能なLM Creations製の電動化キットは8950ユーロ(約124万円)からで、キットには取り付ける際の手順を収めた映像データも付属。フルキット購入時には950ユーロの割引が適用されるようです。