気軽に乗れて、免許を取って初めて所有するおススメのバイクとして挙げられることの多い原付二種ですが、走行禁止となっている道路も多数存在。一体、どんな道路が走行禁止となっているのでしょうか。まとめてみました。

原付二種では走行できない道路とは?

 原付二種は、普通二輪と同様に法定速度60km/hかつ二段階右折不要で、タンデム走行も可能です。そうなると、原付二種と普通二輪の実用面での差は、排気量だけに思えるかもしれません。しかし、原付二種と普通二輪では、走行できる道路の範囲が異なる場合が多々あります。

 では、普通に輪では通行可能にもかかわらず、原付二種が走行できない道路として、どういった場所が挙げられるのでしょうか。

ホンダの原付二種モデル「PCX」で移動を楽しむ様子
ホンダの原付二種モデル「PCX」で移動を楽しむ様子

 そもそも、道路運送車両法施行規則第一条に規定されている「原動機付自転車」の定義は125cc以下、もしくは1kW以下の原動機が付いた自転車です。そして、道路運送車両法施行規則第二条及び、別表第一に規定されている二輪の「自動車」の定義は125cc以上。法律上は、125cc以下は自転車、125cc以上は自動車と区分されているのです。

 さらに、高速自動車国道について、高速自動車国道法第十七条では、「何人もみだりに高速自動車国道に立ち入り、又は高速自動車国道を自動車による以外の方法により通行してはならない」と定められています。

 つまり、自動車と認められていない125cc以下の原付二種では走行できないということ。加えて、「国土交通大臣は、高速自動車国道の入口その他必要な場所に通行の禁止又は制限の対象を明らかにした道路標識を設けなければならない」ともあり、高速自動車国道の入口には道路標識が設置されています。

 また、自動車専用道路については、道路法第四十八条の十一で「自動車専用道路を自動車による以外の方法により通行してはならない」と規定。したがって、自動車専用道路も125cc以下の原付二種では走行できません。

原付2種バイクが通行できない道路の見分け方とは

 では、一般道と高速自動車国道や自動車専用道路を見分ける方法はあるのでしょうか?

125㏄以下のバイク通行禁止の標識
125㏄以下のバイク通行禁止の標識

高速自動車国道は、有料道路なので見分けるのは容易です。

 一方で自動車専用道路は有料道路と無料道路が混在しており、わかりづらいのが現状。さらに、有料道路でも京都から奈良を経由して和歌山まで続く京奈和自動車道のように、原付二種でも走行できる自動車専用道路も存在します。加えて地図上では、自動車専用道路は通常の国道などと同様に表示されており、現地で標識を見て初めて、原付二種が通行禁止であることに気付くケースも少なくありません。

 そんな有料道路ではない自動車専用道路は、神奈川県の箱根新道や兵庫県の姫路バイパスなど、全国に数多く存在するので要注意。ちなみに、道路標識のなかには「原付通行禁止」といった紛らわしいものもありますが、これは50cc以下の原付一種を制限した標識で、原付二種は走行可能です。

 さらに大阪府箕面市の府道4号の一部区間のように、バイク自体が乗り入れできない区間もあるので、慣れていない場所を走行する際は十分に標識を確認するようにしましょう。

 なお、道路交通法第六十三条の八及び罰則第百二十一条第一項第四号に規定される、「通行禁止違反」の反則点数は2点、反則金は6000円。

 これらの原付二種やバイクが走行できない道路を回避するには、通行規制がないか標識に注意しながら走るのが基本ですが、現地で標識を確認した時にはすでに回避不能である場合もあると思います。

 そんなアクシデントを避けるためにも、日本二輪車普及安全協会のホームページで全国の二輪車通行規制区間情報が公開されているので、出掛ける前にチェックしておくと良いでしょう。