昨今の原付二種の人気に伴い、国内メーカーからもさまざまなモデルが販売されています。では2022年7月現在、足つき性の良い原付二種として、どういったモデルがラインナップしているのでしょうか。

足つき性が良いことのメリットって?

 バイク選びの基準は人それぞれ違いますが、小柄なライダーにとってデザインや性能と同じくらいに、足つき性は選ぶ際の重要なポイントになるかもしれません。せっかくお気に入りのバイクを見つけても、足つき性が悪いせいで購入をあきらめざるを得ない、といったことはできるだけ避けたいものです。

足つき性はバイクを選ぶ際の重要なポイントになる
足つき性はバイクを選ぶ際の重要なポイントになる

 バイクの足つき性は安全に乗る上で大切な要素であり、足つき性の良さはバイクの扱いやすさに大きく影響するため、バイクを選ぶ際に重視されるポイントのひとつでもあります。

 また、足つき性が悪いと、信号待ちでふらふらと安定しなかったり、特に風の強い日や雨で路面が滑りやすい状況では、足でしっかりと車体を支えきれず、大切な愛車を倒してしまう危険性が高くなります。

 例えば、身長が160cmの人の足つきの目安は、シート高が800mmほどだと言われています。バイクに跨ったときに、両足のつま先だけで車体を支えるようだと、バランスを崩したときに倒れてしまう恐れがあるのです。そのため、バイクを選ぶときは、実際に跨ってみて、少なくとも足の裏が半分くらい地面についているのが理想といえます。

足つき性が良いバイクであれば、乗り降りがしやすくなり、取り回しも楽になる
足つき性が良いバイクであれば、乗り降りがしやすくなり、取り回しも楽になる

 足つき性が良いバイクであれば、乗り降りがしやすくなり、取り回しも楽になります。また、街中の道路では、信号待ちのたび無理して車体を支える必要がなくなるので、立ちごけの不安から解消されバイクをストレスなく楽しむことができます。

足つき性の良い原付二種をランキング形式で解説!

 バイクの足つき性の良さを測る目安は、シート高の数値だけでなく、シートの形状や車幅なども影響します。また、カタログ値のシート高は、人が乗っていないときの数値であり、実際に人が座るとサスペンションが縮むので少し誤差が生じるため、今回はカタログ値のシート高の数値のみで足つき性の良さを判断していきます。

 では2022年7月現在、足つき性の良い原付二種として、どういったモデルがラインナップしているのでしょうか。

シート高760mmのホンダ「ディオ110」
シート高760mmのホンダ「ディオ110」

 足つき性の良い原付二種の第5位は、ホンダの「リード125」と「ディオ110」の2車種で、シート高は共に760mmとなっています。

 両車とも、125ccクラスのスクーターとしてはコンパクトなボディが特徴で、足つき性の良さと相まって取り回しに優れたモデルといえます。

シート高760mmのホンダ「リード125」
シート高760mmのホンダ「リード125」

 まずリード125は、シート下にクラストップレベルの37Lの収納スペースを確保しており、力強い走りと高い実用性が魅力です。そしてディオ110は、前後14インチホイールと車重96kgという驚異の軽さで、安定した走行性能と扱いやすさを両立しています。

シート高755mmのスズキ「アドレス110」
シート高755mmのスズキ「アドレス110」

 足つき性の良い原付二種の第4位は、スズキの「アドレス110」で、シート高は755mmとなっています。

 装備を最小限に抑えることで、スリムなボディと車量100kgの軽量化を実現。足元付近の左右のステップボードを絞り込んだ形状にして、足つき性と乗り降りのしやすさを向上させています。また、前後14インチホイールを採用しており、軽快なコーナリングと安定した走行性能を発揮します。通勤や通学をはじめ、ショートツーリングまでシーンを選ばないコストパフォーマンスに優れたモデルです。

シート高740mmのホンダ「スーパーカブ110プロ」
シート高740mmのホンダ「スーパーカブ110プロ」

 第3位は、ホンダの「スーパーカブ110プロ」で、シート高は740mmとなっています。

「スーパーカブ110」をベースに宅配業務向けに開発され、乗り降りを繰り返す新聞配達や郵便配達の業務に特化しているため足つき性は抜群です。

 取り回しを重視しており、通常のカブよりも小径サイズの前後14インチホイールを採用。大型フロントバスケットと大型リアキャリアを装備し、カブならではの低燃費で、優れた積載性と燃費性能を誇ります。ビジネスだけでなく、普段の買い物やロングツーリングなどマルチに活躍できる一台です。

シート高738mmのホンダ「スーパーカブ110」
シート高738mmのホンダ「スーパーカブ110」

 続いて第2位は、ホンダの「スーパーカブ110」で、シート高は738mmとなっています。

 スリムでコンパクトなボディと低いシート高のおかげで、抜群の足つき性を実現した1台です。スクーターのようにシート下の収納や足を置くスペースがなく、跨って乗るタイプのため、数字以上に足つき性は良好です。

 また、車重も101kgと比較的軽量なため、小柄な女性でも楽に取り回しやすい点も、特徴のひとつといえます。なお、2022年の新型からキャストホイールとチューブレスタイヤを採用。フロントにABSのディスクブレーキが装備され、足まわりの安全性が強化されています。

シート高710mmのホンダ「ベンリィ110」
シート高710mmのホンダ「ベンリィ110」

 そして、足つき性の良い原付二種の第1位は、ホンダの「ベンリィ110」で、シート高は710mmとなっています。

 同社のスーパーカブと並ぶ、配達業務に特化したホンダのビジネスバイクで、スクータータイプではあるものの、シート下はメットインではなく原付二種クラス最大の10Lの燃料タンクを装備し、低いシート高を実現させています。

 優れた積載能力と500kmを超える航続距離で、ビジネスシーンだけでなくツーリングでの用途でも高い人気を誇るモデルです。なお、配達業務の装備を充実させた「ベンリィ110プロ」も同じシート高となっています。

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 愛車と長く安全に付き合っていくには、足つき性の良さも重要なポイントといえます。バイク選びの際は、デザインや性能だけでなく、足つき性に注目することで自分にぴったりの一台に出会えるかもしれません。