夏場は特に汗をかくので、ヘルメットはこまめに洗い、清潔にしておきたいものです。そこで、ヘルメットの正しい洗い方をご紹介します。

バイク用ヘルメットの洗い方とは

 バイクを運転するにあたり、ヘルメットは欠かせないアイテムのひとつ。道路交通法第七十一条ではヘルメットの着用義務が定められており、自身の身を守るためにも着用は必須です。

 そんなヘルメットですが着用していると、暑さが厳しい夏場は特に汗をかくことに加え、普段も皮脂や整髪料などが付着。そのままヘルメットを洗わずに放置しておくと、雑菌の温床となってしまい、ひどいニオイなどの原因となります。

 ニオイを抑えるためにも、日頃からヘルメットを洗って清潔にしておきたいものですが、どうやって洗えば良いのかわからないという人も多いでしょう。そこで、ヘルメットの正しい洗い方をご紹介します。

ヘルメットを使用したまま放置すると匂いの原因に
ヘルメットを使用したまま放置すると匂いの原因に

 FRP製のヘルメットの場合、まず一般的なヘルメットクリーナーやワックス、プラスチッククリーナーなどを使用して、シェルの汚れを拭き取りましょう。

 研磨剤は、塗装部分を傷めて艶がなくなる可能性があるため、擦り傷など部分的に使用してください。

 つや消し塗装製品の場合は、表面が一般塗装に比べて柔らかく、塗装面に傷や汚れなどが付きやすい傾向にあります。

 そのため、つや消し塗装製品の表面に付いた汚れやシミを拭き取る場合は、中性洗剤を水で薄め、湿らせた柔らかい布で拭き取ると良いでしょう。

 なお、この時に強く擦ってしまうと、つやが生じる原因となるので要注意。加えて、研磨剤やプラスチッククリーナー、ワックスといったケミカル用品のほか、シンナーやガソリン等の溶剤を使用すると、塗装面にシミが付いたり、つやが生じたりする恐れがあるので、使用してはいけません。

塗装の種類によっても洗い方が異なるヘルメット
塗装の種類によっても洗い方が異なるヘルメット

 フェイスシールドなどのプラスチック部品を洗う際には、中性洗剤を薄めて水で洗いきます。

 風通しを良くするためのベンチレーションなど、細かい部分は歯ブラシや綿棒などを使用すると良いでしょう。

 ちなみにクリーニングの際の注意点について、ヘルメットメーカー「SHOEI」の公式サイトには以下のように記載されています。

「石油系有機溶剤は、絶対に使用しないでください。浸透性があるため、素材自体を劣化させ、簡単に割れたり溶けたりすることがあります。家庭用洗剤でも、酸性やアルカリ性のものや、ガラスクリーナーなどは差し控えてください。

 中性洗剤を薄めて使用するようにしてください。プラスチックパーツの割れについては、クリーナーなど有機溶剤の使用により発生する場合が多いのでご注意ください」

内装の洗い方とは?

 ヘルメットの内装を洗う際は、まず内装の取り外しが可能な「脱着式内装タイプ」のヘルメットについては、内装を取り外して手洗い、もしくはネットに入れて洗濯機で洗います。

 洗濯の頻度が高い人は、洗濯機ではなく手洗いで丁寧に洗うと、洗う際に生じる内装へのダメージを抑えることができるでしょう。

 内装がほつれたり破れたりしている場合は、内装の交換が必要です。

内装が外れるかどうかでも洗い方は変わるため要注意
内装が外れるかどうかでも洗い方は変わるため要注意

 一方、内装が取り外しできない「固定式内装タイプ」のヘルメットの場合は、中性洗剤の水溶液で内装を拭いていきます。

 汚れが特にひどい場合は、布に中性洗剤やシャンプーなどを薄めた水、もしくはぬるま湯をたっぷり含ませて、ポンポンと軽くたたくように内装を拭くと良いでしょう。

 また、すでにニオイがひどい場合は、除菌タイプの洗濯石鹸などを使用するのも有効。水分が残るとにおいの原因になるため、ヘルメットを洗った後は日陰に陰干しし、完全に乾くのを待つことも、お手入れのポイントです。