電動アシスト自転車(e-BIKE)について、いまさら人に聞けない基本的な疑問はありませんか? e-BIKEならではの「乗車時の注意点」について解説します。

e-BIKEに乗る際に、気を付けたいポイント

 電動アシスト自転車(e-BIKE)について、「購入を考えているけど、普通に使って大丈夫?」「手に入れたはいいけど、何に注意すればいいのか……」と、いまさら人に聞けない基本的な疑問を抱くこともあるのではないでしょうか。

電動アシスト自転車(e-BIKE)では、普通の自転車のような“けんけん乗り”をしないこと
電動アシスト自転車(e-BIKE)では、普通の自転車のような“けんけん乗り”をしないこと

 一度でもe-BIKEを購入したことがある人ならご存知かと思いますが、メーカーごとの違いはあれど、だいたい70ページ近い分厚い取扱説明書がついてきます。実際のところ、説明書の内容を全て把握するのは、なかなか困難な作業です。

 そこでe-BIKEを使う際に、これだけは覚えておきたい項目を抽出して解説します。今回は「乗車時の注意点」についてです。

 まず、基本的に“自転車”としての取り扱い方は普通の自転車と変わりません。用途以外の使い方や無茶な乗り方をしない、スピードを出し過ぎない、安全に気をつけるといった基本的な乗り方を実践すれば問題ありません。タイヤやサドル、ブレーキといった、電気を使わないパーツは普通の自転車と同じもので、調整やメンテナンスも同様です。

 よくある誤解で「バッテリーが切れるとe-BIKEは走らない」と思われてしまうことですが、そんなことはまったくありません。万が一バッテリーが切れてしまっても(充電残量がゼロパーセントになっても)、多少車体を重く感じますが、自転車として走り続けることは可能です。ただe-BIKEならではの、注意すべきことがいくつかあります。

 まず“けんけん乗り”をしないことです。“けんけん乗り”とは、ペダルに片足を乗せた状態でもう片方の足で地面を蹴りながら、助走をつけてある程度スピードが出たら地面を蹴る反動でサドルにまたがる乗り方です。ひと昔前は“おばさん乗り”と呼ばれることもありました。

 e-BIKEはペダルが回転するとモーターが駆動する=アシストが働く仕組みになっています。“けんけん乗り”をすると、予期せぬ急発進になってしまうことがあるのです。停止状態からの発進、スピードに乗るまでの漕ぎ出しに不安があったとしても、しっかりアシストしてくれるので、必ずサドルに腰掛けた状態で漕ぎ始めるようにしましょう。

 同様の理由で、信号などで停車している時に、ペダルに足を乗せたままにすることも避けた方が安全です。停車時はブレーキレバーを握り、ブレーキをかけた状態になっています。それが何かの拍子で手を放してしまうと、急発進する可能性があります。

 また、ヘッドライトについても注意点があります。一般的なe-BIKEの多くはバッテリーから電気を供給しています。万が一バッテリーが切れてしまうとヘッドライトも消えてしまうので、夜間に走行する際はくれぐれもバッテリーの残量に注意しましょう。もし残量がゼロになりそうな場合は、走行モードの切り替えでアシストを弱くし、節電することで点灯時間を伸ばすことができます。

 ここまでe-BIKEならではの「乗車時の注意点」について、要点をかいつまんで解説しました。機械部品が装備されているので取り扱いのハードルがやや高そうなe-BIKEですが、慣れてしまえばこれほど頼りになる相棒はいません。これから始める人も、すでに利用している人も、基本的な注意点を抑えて快適な自転車生活を送りましょう。

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 この解説は一般的なe-BIKE(日常用途)の要点をまとめた内容です。メーカーごとに表現方法や詳細が異なる場合があります。より詳しく知りたい場合は、メーカーのホームページや取扱説明書を確認すると良いでしょう。