『小野木里奈の○○○○○日和』は、ホンダの大型スポーツツアラー「NT1100」に試乗します。DCT搭載モデルの「NT1100」の乗り味に驚きの連続です!

第一印象は、こんなに大きな車体に乗れるのか!?

 皆さん、こんにちは!小野木里奈です。さて、今日はホンダ「NT1100」の試乗記でございます。乗る前は大きい車体でちょっとひよってしまった私(笑) でも実際に乗ってみたらこの乗り心地の良さに驚きっぱなしでした。それではいってみよう!

ホンダの大型スポーツツアラー「NT1100」に試乗します
ホンダの大型スポーツツアラー「NT1100」に試乗します

 私が試乗したカラーは、「パールグレアホワイト」。他に「マットイリジウムブレーメタリック」の2色展開です。「パールグレアホワイト」は、その名の通り、近くで見るとパールのような光沢のあるホワイトで、無機質すぎない白さが素敵です。赤のホンダのエンブレムがさりげなく主張していて可愛いですよね。

 外見は普通のロボットのようにも見えて、フロント周りがとにかくボリューミーな印象。色はシンプルだけど、派手でガタイの良いNT1100の姿はとても個性的です。また、フロントのスクリーンがとても目立っています。このスクリーンは手動で調整が可能だそうです。ここまでスクリーンの主張が強いバイクは、私が乗ってきたバイクの中でも珍しい方かもしれません。手元と足元にもディフレクターが装備されていて、どれも小さめサイズなので邪魔にならない設計になっています。

 ハンドル周りをのぞくと、大きな液晶パネルがあります。スマートフォンとBluetooth接続をすることもでき、こんなに大きい画面だからこそ色んな機能が一目で操作しやすくなっていました。

両側のハンドル周りには、たくさんのスイッチが配置されています
両側のハンドル周りには、たくさんのスイッチが配置されています

 ハンドル周りにはたくさんのスイッチがあり、最初は何がどの機能を使うスイッチになっているのか覚えるのが大変そうです。実は「NT1100」は、DCTが搭載されておりAT大型二輪免許で運転が可能なので、クラッチ操作がありません。クラッチ操作が無い一方、クルーズコントロールなどそれ以上に多くの機能がハンドル周りで操作ができるので、乗ったばかりの頃は色んな発見ができて楽しみが広がりそうです。

シート高820mmで、私(=身長160cm)が跨ると両足のつま先がつく程度
シート高820mmで、私(=身長160cm)が跨ると両足のつま先がつく程度

 それでは、恒例の足つきチェックでございます! シート高は820mmで、私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。両足はつま先ちょんちょんで、身長が低めなライダーにとって支えるのは少し大変かもしれません。車両重量は248kgなのは、そこまで重さを感じさせなかったのは驚きました。フロント周りがこれだけボリューミーなのに、支えるためのバランスを取りやすかったおかげであまり重さを感じなかったのかもしれません。

DCTの操作に戸惑う場面も・・・

 いよいよエンジンスタートです!エンジンをかけて、右手側にあるスイッチで「ドライブモード」にします。クラッチと足元で行うギア操作がないので、このように手元で操作をしていきます。

DCTを搭載しているNT1100には、シフトペダルがありません
DCTを搭載しているNT1100には、シフトペダルがありません

 NT1100には、「DCT (Dual Clutch Transmission)」が採用されているので、アクセルをあけると自動的に加速に応じてギアチェンジしてくれます。

 ギアの数値は大きい液晶パネルでも確認することができるのですが、わりと反応がクイックで乗っているライダーにとってはとても滑らかなのです。1000ccクラスだからこそ、こんなに大きい車体でもスイスイ進んでくれて振動が少なく感じられるのは長時間乗っていても負担が少ないと思いました。

乗ってきたバイクの中で一番体に負担が少ないNT1100
乗ってきたバイクの中で一番体に負担が少ないNT1100

「NT1100」で高速道路も走行してみたのですが、正直私がこれまで乗ってきたバイクの中で一番体に負担が少ないバイクかもしれません! 海ほたるから千葉方面へ出る海に挟まれた東京湾アクアラインは、バイクで走るのがいつも怖いと思っていました。海風や高速で走行する時に、四方八方から風に煽られて、毎回本当に怖いのです (笑)

東京湾アクアラインでもスクリーンやディフレクターが走行風を防いでくれて体への負担を軽減してくれました
東京湾アクアラインでもスクリーンやディフレクターが走行風を防いでくれて体への負担を軽減してくれました

 でも「NT1100」に乗っていると、スクリーンやディフレクターがピンポイントで手元や足元、フロント周りを風から守ってくれているので、風からの煽られ度がいつもよりすごく少なかったことに驚きます。乗る前は気づかないほど存在感がほとんどないディフレクターなのに、これだけ体への負担を軽減するとはびっくりです!

 以前までは東京湾アクアラインを走っていると吹き飛ばされないことに必死になるばかりだったのですが、初めて余裕を持って走行できた気がします。加速をしていくとレスポンスもよく、自分のタイミングにバイクが応えてくれるような感覚です。

コーナリングの時は、MTモードで走った方が扱いやすい印象
コーナリングの時は、MTモードで走った方が扱いやすい印象

 ただ、自分でシフトチェンジをせずコーナリングをすると、変速をするタイミングが自動なので、バイクを倒して曲がる時がなんだかぎこちなくなってしまう瞬間もありました。コーナー手前で十分に減速してから曲がる時にアクセルをゆっくり開こうとする時、そこまでまだ加速しなくていいのに自動的にシフトチェンジをして自分が思っている以上に加速してしまいます。この独特のタイミングも、慣れが必要かと思います。

大型スポーツツアラー「NT1100」で日本一周とかしてみたい
大型スポーツツアラー「NT1100」で日本一周とかしてみたい

 ただ、高速道路で走っていてこんなにボリューミーで車両重量もあるのに対し、ライダーにとって負担が少ない運転ができるのは魅力的です。なんだか「NT1100」で日本一周とかしてみたいって思ってしまいます。

 今回は1日だけの試乗でしたが、「NT1100」で今まで走ったことのない距離までツーリングを楽しんでみたいと思わせてくれる1台です。