2022年8月7日、MotoGP第12戦イギリスGPの決勝レースがイギリスのシルバーストン・サーキットで行なわれました。MotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手(ホンダ)は、13位でフィニッシュしました。

シーズン後半戦スタート、ホンダ勢では最上位だが……

 約ひと月のサマーブレイクを終え、2022年シーズンのMotoGP後半戦はイギリスGPからのスタートとなりました。中上選手は2017年、Moto2クラスにおいてこのシルバーストン・サーキットで優勝を飾っており、また、好きだと語るサーキットでもあります。サマーブレイク中は第9戦カタルーニャGPで痛めた右肩のリハビリに注力したという中上選手。フィジカル面を整えて後半戦最初のレースに挑みました。

ホンダのMotoGPマシン「RC213V」を駆り、2022年シーズンのMotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手(#30 LCR Honda IDEMITSU)
ホンダのMotoGPマシン「RC213V」を駆り、2022年シーズンのMotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手(#30 LCR Honda IDEMITSU)

 初日、最初のセッションであるフリープラクティス1では上位に名を連ねた中上選手。しかし予選日にはフロントのフィーリングをつかめずに苦戦を強いられます。予選は21番手。前のライダーが3グリッド降格のペナルティを受けたことで、決勝レースは20番手からのスタートとなりました。

 レースではフランコ・モルビデリ選手(ヤマハ)やホンダのファクトリーライダーであるポル・エスパルガロ選手(ホンダ)などとポジション争いを繰り広げ、ホンダ勢として最上位の13位でフィニッシュしています。

 ホンダの中ではファクトリーチームを抑えてトップとなる13位。しかし中上選手にとっては、もちろん満足の結果ではありません。「もっと上を目指しているので、13位は喜べる成績ではないです。今週、(ホンダ勢)みんなが苦戦してしまいました。大きな問題を抱えています」と、中上選手はMotoGPドットコムのインタビューの中でレースを振り返っていました。

「次戦のオーストリアはレイアウトがガラリと変わるし、レイアウト自体も新しくなっています。自分なりにHRCに今回のレースウイークでの的確なコメントを伝えて、少しでもフィーリングが良くなるようにしたいです。全力で良くすることだけを考えて、オーストリアでさらに前進できるようにしたいと思います」

ファクトリーライダーのポル・エスパルガロ選手(ホンダ)とのポジション争いを繰り広げた
ファクトリーライダーのポル・エスパルガロ選手(ホンダ)とのポジション争いを繰り広げた

 現在、ホンダは全体として苦戦が続いています。とはいえ、来季の契約について注目が集まる中上選手にとって、この数戦が重要なレースとなることも確かです。

 第13戦オーストリアGPは8月21日、オーストリアのレッドブルリンク‐シュピルベルクで決勝レースが行なわれます。