電動アシスト自転車(e-BIKE)について、いまさら人に聞けない基本的な疑問はありませんか? e-BIKEの心臓部であるモーターについて解説します。

e-BIKEのモーターは、大きく分けて2種類

 電動アシスト自転車(e-BIKE)について、「購入を考えているけど、普通に使って大丈夫?」「手に入れたはいいけど、何に注意すればいいのか……」と、いまさら人に聞けない基本的な疑問を抱くこともあるのではないでしょうか。

電動アシスト自転車(e-BIKE)には心臓部となる「モーター」が搭載されている
電動アシスト自転車(e-BIKE)には心臓部となる「モーター」が搭載されている

 基本的には普通の自転車と同じ構造をしているe-BIKEですが、大きく違う点として、「バッテリー」「モーター」「操作スイッチ」といった電気を使うパーツが装備されています。その中でも心臓部となる「モーター」は、大きく分けて2種類があり、それぞれでアシストの感触が変わるユニークな部品です。

 現在、市場で出回っているe-BIKEのモーターは様々な名称で呼ばれますが、「センターモーター」と「ハブモーター(インホイールモーター)」の2種類に分かれます。

「センターモーター」は自転車のペダル周辺、イメージ的には自転車のお腹の下あたりにモーターが設置されているタイプで、モーターの動きをチェーンを使って後輪に伝えます。

 一方の「ハブモーター」は、車輪の中心にモーターが設置されているタイプで、後輪もしくは前輪のどちらかに搭載されており、これはe-BIKEだけでなく、電動バイク(2輪EV)や車椅子、電気自動車(EV)などにも使われています。

 アシストの感触としては、「センターモーター」は誰かに背中を押してもらっている感じで、「前輪ハブモーター」は自転車を引っ張ってもらっているような感じになります。

 どちらが優れているというわけではなく、それぞれに一長一短があるので自分が使うシチュエーションに合わせて選ぶことが重要です。ちなみに、同じタイプのモーターでもメーカーによってアシストの“味付け”が違うので、機会があれば乗り比べをオススメします。

 屋外での使用を前提としているため、モーターは防水設計で基本的に雨に濡れても問題ありません。バッテリーをはめ込む端子部分も水が抜ける設計になっており、よほどの豪雨が続かない限りは水が溜まることもないでしょう。

 ただ、雨が降っている最中やその翌日にバッテリーをはめ込もうとした場合、端子部分に水滴に残っている場合があるので、濡れたサドルを拭くついでに端子部分も軽く拭いてあげた方が安心です。

 なお、いくら防水と言ってもクルマやバイクのエンジンと同様に、冠水している道路などでモーターが水にしっかり浸かってしまうと故障の可能性は一気に高くなります。

 また、マウンテンバイク(MTB)型のe-BIKE(=e-MTB)を手に入れたら冒険心がうずいてしまうかもしれませんが、川渡りや深い水たまりなどは決して走行しないでください。

 以前、「センターモーター」を採用しているe-BIKEで、極端な段差を降りてモーターを地面の突起に打ち付け、故障させてしまったという事例を見たこともあります。モーターの破損だけでなく、転倒などの大きな事故につながる可能性もありますので、くれぐれも無茶な乗り方はやめましょう。

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 この解説は一般的なe-BIKE(日常用途)の要点をまとめた内容です。メーカーごとに表現方法や詳細が異なる場合があります。より詳しく知りたい場合は、メーカーのホームページや取扱説明書を確認すると良いでしょう。