近年、原付二種の人気が高まってきたこともあり、ここ数年で多種多様な原付二種モデルが発売されました。それぞれデザインや仕様もさまざまで、もちろん車両重量にも違いがあります。では、2022年8月現在、車両重量が重い原付二種としてどういったモデルがラインナップしているのでしょうか。

車両重量が重い原付二種を、ランキング形式で解説!

 風が強い日にバイクを運転していて、横風で車体があおられて怖い思いをした経験がある人もいるかもしれません。特に、橋の上やビルが建ち並ぶ場所などでは強風が吹きやすいため、車体が軽いバイクを運転するときは注意が必要です。

 しかし、このような状況でも車体が重いバイクであれば、重量があるおかげで風の影響を受けにくく安定しやすくなります。また、長距離の運転でも安定感があるため、乗り心地が良く疲れにくい傾向にあります。

車体が重いバイクは、乗り心地が良く疲れにくい傾向にあります
車体が重いバイクは、乗り心地が良く疲れにくい傾向にあります

 加えて、路面に段差がある場所では、車体が軽いと下からの突き上げの衝撃が大きくなりますが、重いバイクは段差からのエネルギーを吸収し、ショックをやわらげることができます。これは荒れた路面でも同様で、起伏のある道でも安定感のある走行が可能です。

 では、2022年8月現在、現行モデルで車体が重い原付二種として、どのようなモデルがラインナップしているのでしょうか。

 まず第5位は、ヤマハの「NMAX ABS」で車両重量は131kgとなっています。原付二種スクーターの中では大柄なボディを有するため、身体が大きな人でも窮屈さを感じず、ゆったりとした姿勢で運転することができます。

ヤマハ「NMAX ABS」の車両重量は131kg
ヤマハ「NMAX ABS」の車両重量は131kg

 さらに、ヤマハ独自の「BULE CORE」エンジンにより、胸のすくような加速フィーリングを実現しながら、高い環境性能と低燃費を両立しています。また、2021年モデルから新たに、トラクションコントロールやアイドリングストップ、スマートキーといった最新機能を追加。さらに、スマホコネクト機能によって、オイルやバッテリーの推奨交換時期や燃費などの運転状況を確認できます。自分の愛車をスマートフォンを使って管理したい人にはおすすめのモデルといえるでしょう。

 続いて第4位は、車両重量132kgの、ホンダ「PCX」です。クラスを超えた高級感とスタイリッシュなデザインで、ロングセラーを記録している原付二種スクーターです。

ホンダ「PCX」の車両重量は132kg
ホンダ「PCX」の車両重量は132kg

 ライディングポジションの自由度が高く、大柄なライダーでもゆったりと楽な姿勢で乗ることができます。2021年のモデルチェンジにより、新設計エンジン「ePS+」を搭載したほか、シンプルな2バルブから4バルブに変更し、高出力化を達成させスムーズな加速により磨きかかりました。

 さらに、トラクションコントロールに加えて、リアブレーキにもABSが搭載され、足まわりの安全性も大きく向上しています。

 第3位は、スズキの「GSX-S 125 ABS」で車両重量は135kgとなっています。前後17インチホイールを採用し、250㏄クラスにせまるグラマラスなボディラインが特徴。アップライトなハンドルで、スマートな乗り心地を実現し窮屈さを感じさせません。

スズキ「GSX-S 125 ABS」の車両重量は135kg
スズキ「GSX-S 125 ABS」の車両重量は135kg

 GSX-Rシリーズで培った技術を惜しみなく投入し、パワフルでストレスのない加速と高い燃費性能を両立していることに加えて、6速ミッションを採用しているため、バイクを操る楽しさを味わえ、スポーティーな走りが可能です。初心者はもちろん、セカンドバイクとしても最適な一台といえるかもしれません。

 そして第2位は、車両重量137kgの、スズキ「GSX-R 125 ABS」です。GSX-S 125と共通の車体とエンジンを採用し、セパレートハンドルにフルカウルを装備した、125㏄クラスで唯一の本格スーパースポーツモデルです。

スズキ「GSX-R 125 ABS」の車両重量は137kg
スズキ「GSX-R 125 ABS」の車両重量は137kg

 しかし、その外観もさることながら、ライディングポジションもGSX-Sとは別物。トップブリッジの下に設置されたハンドルのおかげで自然と前傾姿勢になるため、よりスポーティな走りを可能にしています。

 GSX-Rシリーズのレースで培った技術とレーシーなスタイルで、サーキットやワイディングを原付二種で思う存分に楽しみたい人におすすめのモデルです。

 そして、最も重い原付二種の第1位は、ヤマハの「トリシティ 125」で、車両重量は159kgとなっています。フロント2輪という斬新なスタイルが最大の特徴で、通常のバイクよりも車輪がひとつ多いことから、車両重量も重くなっています。

ヤマハ「トリシティ 125」の車両重量は159kg
ヤマハ「トリシティ 125」の車両重量は159kg

 ヤマハ独自の技術である、LMW(リーニングマルチホイール)により、2輪バイクと同じように車体を傾けて旋回することが可能です。そのため、フロント2輪でありながら、通常のバイクと同じような走行フィーリングを楽しむことができます。

 さらに、雨で路面状況が悪いときや風が強い日などでも、フロント2輪がもたらす圧倒的な安定感があり、不安を感じることがありません。トリシティ125は、3輪の安定性と2輪バイクの軽快な走りを高次元で融合させた新世代コミューターといえます。

※ ※ ※

 車体が重いバイクは、取り回しが大変だったり、立ちごけなどの不安があるのも事実です。しかし、軽いバイクでは得られない安定感があり、強風でもあおられにくいメリットもあります。

 一口に原付二種といっても、長距離を走ることが多い人や、ツーリングをメインに使う人は、車両重量の重いモデルを選んでみると、より快適なバイクライフを送ることができるかもしれません。