日本を代表するトップ・ビルダーたちの作品が一堂に会した“CUSTOM WORLD JAPAN ”がバイカーズパラダイス南箱根で開催中です。

世界レベルのカスタムバイクが集結

 2020年6月と8月、広島県広島市中区にある大型商業施設、“パセーラ広島”で地元の“平和モーターサイクル”が手がけたカスタムマシンを展示する“HEIWA CUSTOM WORLD”として開催され、2021年1月には日本を代表するトップ・ビルダーたちの作品が一堂に会した“CUSTOM WORLD JAPAN ”として多くのカスタムファンを楽しませた同イベントがいよいよ関東近圏に進出。2022年8月6日より10月2日まで静岡県函南町にある“バイカーズパラダイス南箱根”で開催されています。

“CUSTOM WORLD JAPAN”の発起人的存在である広島の平和モーターサイクルは2021年のYOKOHAMAホットロッドカスタムショーでベスト・ユーロを獲得した“Three Arrows”を展示。トライアンフの3気筒モデル、トライデントがベースです
“CUSTOM WORLD JAPAN”の発起人的存在である広島の平和モーターサイクルは2021年のYOKOHAMAホットロッドカスタムショーでベスト・ユーロを獲得した“Three Arrows”を展示。トライアンフの3気筒モデル、トライデントがベースです

 これまで数多のカスタムショーやイベントがここ日本でも開催されてきましたが、この一連の“CUSTOM WORLD ”の特徴がワンデイではなく、1ヶ月以上に渡って開催される長期スパンの催しである、ということ。

 今や多くのバイク乗りたちが集う定番スポットとなった“バイカーズパラダイス南箱根”のエントランスが、今回の展示によって、あたかもミュージアムのような雰囲気となっているのですが、こうした極上のマシンたちが一般の人々の目に触れることはカスタム業界にとっても意義のあることなのではないでしょうか。

 2018年のYOKOHAMAホットロッドカスタムショーでBMW R 18カスタムを披露し、見事ベストに輝いたカスタムワークスゾンは2021年の同ショーでベストディテールワークを獲得した“CUSTOM HURACAN”を展示。車体全体に施された彫金のクオリティも圧巻です
2018年のYOKOHAMAホットロッドカスタムショーでBMW R 18カスタムを披露し、見事ベストに輝いたカスタムワークスゾンは2021年の同ショーでベストディテールワークを獲得した“CUSTOM HURACAN”を展示。車体全体に施された彫金のクオリティも圧巻です

 一般的に“カスタムバイク”といえば、“改造=違法”と捉えられることが残念ながら多いのですが、しかし、トップビルダーたちが手がけたマシンは、もはや芸術と呼べるレベルのものです。おそらくはバイクに興味のない人が見ても「かっこいい」「美しい」という感情しか抱かないでしょう。

 実際、今回の“CUSTOM WORLD JAPAN ”に出展するショップの皆さんは「BMW Motorrad」や「ハーレーダビッドソン」などのメーカーからプロモーションとしてカスタムマシンの製作を依頼されるレベルにあるのですが、やはり今回の展示車両もかなりのもの。それを間近でジックリと眺められるカスタムファン垂涎のイベントとなっています。

ウェッジは代表作といって過言ではなくホンダGL400ベースのカフェレーサーも披露。このマシンは2017年のYOKOHAMAホットロッドカスタムショーでベスト・ドメスティックを獲得した一台です
ウェッジは代表作といって過言ではなくホンダGL400ベースのカフェレーサーも披露。このマシンは2017年のYOKOHAMAホットロッドカスタムショーでベスト・ドメスティックを獲得した一台です

 ちなみに参加ショップは広島で開催された“CUSTOM WORLD JAPAN”に準じたものとなっているのですが、このイベントの中心的存在と言える広島の「平和モーターサイクル」は2021年のムーンアイズ主催「YOKOHAMA ホットロッドカスタムショー」でベスト・ユーロモーターサイクルを獲得したトライアンフ「トライデント」ベースの“Three Arrows”と2018年の同ショー出展車両のBMW Motorrad「R 75」ベースの“Adrian”を披露。

 滋賀のカスタムワークスゾンは2021年のホットロッドショーでベスト・ディテールワークを獲得したハーレー“CUSTOM HURACAN”を会場に持ち込み、神奈川のヒデモーターサイクルは1978年のハーレー「FLH」をベースにしたチョッパー“ARROW HEAD”を展示し、46ワークスは1973年BMW Motorrad「R 75/6」カスタムを出展。

 東京のウェッジモーターサイクルはオーナーの二平氏の愛車であるヤマハ「SR」ベースのスクランブラーと2017年のホットロッドショーでベスト・ドメスティックを獲得したホンダ「GL400」カフェレーサーを展示。

 今や日本を代表するカスタムビルダーといっても過言でないチェリーズカンパニーは、世界限定100台で製作されるコンプリートマシン“Highway Fighter”を展示。今回の“CUSTOM WORLD JAPAN”の会場で注文可能とのことです
今や日本を代表するカスタムビルダーといっても過言でないチェリーズカンパニーは、世界限定100台で製作されるコンプリートマシン“Highway Fighter”を展示。今回の“CUSTOM WORLD JAPAN”の会場で注文可能とのことです

 チェリーズカンパニーは先日、公開された映画、“THE BATMAN”の劇中でキャットウーマンが走らせたコンプリートマシン、BMW Motorrad「RnineT」ベースの“Highway Fighter”を披露しています。ちなみに世界限定100台で販売されるこのマシンは今回の“CUSTOM WORLD JAPAN”でもオーダー可能とのことです。

 また冒頭でお伝えしたとおり、約2ヵ月に渡って開催される同イベントは、9月10・11日に箱根ターンパイクを封鎖し、レーシング・ライダーのデモ走行などが行われるメガイベント“MRFモトライダーフェスタ2022in HAKONE”内でも出展ビルダーたちによるトークショー(11日開催)が行われる予定なのでソチラにも注目です。

 現在、日本のカスタムバイクは世界から注目を集め、高い評価を受けているのですが、そのトップ・オブ・トップのマシンが並ぶ「バイカーズパラダイス南箱根」に是非、アシを運んでみてはいかがでしょうか。