バイクを選ぶ上では、デザインや機能、足つきの良さなど、人によって重視する点は異なるでしょう。では、2022年9月現在、燃料タンクが大きい原付二種として、どのようなモデルがラインナップ しているのでしょうか。

2022年9月最新!燃料タンクが大きい原付二種ベスト5

 バイクのカタログには、必ず各車種の「燃料タンク容量」が記載されています。125ccの原付二種は燃費にすぐれたモデルが多いため、燃料タンクの容量をあまり気にしないという人も多いかもしれません。しかし、燃料タンクが大きいとさまざまなメリットがあり、快適なバイクライフを送ることができます。

燃料タンクが大きいと快適なバイクライフを送ることができる
燃料タンクが大きいと快適なバイクライフを送ることができる

 まず、燃料タンクが大きいと航続距離が長くなることが挙げられます。航続距離とは無給油で走ることのできる最長距離のことで、大きな燃料タンクを備え、燃費が良いほど1回の給油で長い距離を走ることができます。

 燃費は走り方によって上下しますが、航続距離を計算するときは実燃費に近いWMTCモード値を参考にするのが一般的です。例えば、WMTCモード燃費が40km/Lで燃料タンクが7Lであれば、「40km/L×7L」で航続距離は280kmになります。また、当たり前のことではありますが、航続距離が長くなれば給油回数を減らせるため、長距離を走るときほど燃料タンクの容量は重要といえるでしょう。

 では、2022年9月現在、燃料タンクの大きい原付二種には、どのようなモデルがラインナップされているのでしょうか。

 まず第5位は、ヤマハ「NMAX ABS」で、燃料タンク容量は7.1Lとなっています。フルモデルチェンジにより、新設計の「BULE CORE」エンジンによって低中回転域のトルク特性が向上。さらに、高回転域でも伸びやかなスムーズな走りを可能にし、ストレスを感じさせません。

燃料タンク容量は7.1Lのヤマハ「NMAX ABS」
燃料タンク容量は7.1Lのヤマハ「NMAX ABS」

 また、新エンジンでは燃焼効率を上昇させたほかアイドリングストップシステムを新たに導入。これにより燃費性能がアップし、WMTCモード燃費は46.9km/Lの低燃費を実現しています。

 続いて第4位は、燃料タンク容量7.2Lのヤマハ「トリシティ125」です。ヤマハ独自のテクノロジー、LMW(リーニングマルチホイール)を採用し、フロント二輪という斬新なスタイルが特徴の一台です。

燃料タンク容量7.2Lのヤマハ「トリシティ125」
燃料タンク容量7.2Lのヤマハ「トリシティ125」

 車体重量は159kgと、原付二種の中でも比較的重く、WMTCモード燃費は43.6km/Lと125ccクラスとしてはやや物足りない印象を受けるかもしれません。しかし、三輪がもたらす恩恵は絶大で、雨で滑りやすい路面や、強風などでも影響を受けにくく抜群の安定感を発揮します。

 また、フロント二輪ながらも、通常のバイクと同じように車体を傾けて軽快なコーナリングが可能。三輪の安定性と通常のバイクのようなライディングが楽しめる、新世代コミューターといえそうです。

 第3位はホンダ「PCX」で、燃料タンク容量は8.1Lとなっています。2021年1月にモデルチェンジを受け、現行で4代目となりさらなる進化を遂げたロングセラーモデルです。

燃料タンク容量は8.1Lのホンダ「PCX」
燃料タンク容量は8.1Lのホンダ「PCX」

 アイドリングストップ機構を備えているほか、WMTCモード燃費は51.2km/Lの低燃費を実現しています。また、足元の給油口は、スマートキーを携帯していればキーなしでワンタッチで開けることが可能。さらに、給油キャップを置くスペースが確保されているので、セルフスタンドでもさりげなく重宝しそうです。

 第2位は、ホンダの「CB125R」と「ベンリィ110/プロ」で、燃料タンク容量は共に10Lとなっています。

燃料タンク容量は10Lのホンダ「CB125R」
燃料タンク容量は10Lのホンダ「CB125R」

 まずCB125Rは、CBシリーズのエントリーモデルで、一見すると125ccとは思えない迫力のボディで、安定感のある乗り心地を体感できる一台です。WMTCモード燃費は46.8km/Lで、満タン給油であれば十分な航続距離を確保できます。

 続いてベンリィ110は、ホンダが誇るビジネスバイクのスクーターモデルです。メットインを採用しない代わりに、シート下に大容量の燃料タンクを確保。WMTCモード燃費は50.3km/Lと好成績で、航続距離も500kmを超える計算です。

燃料タンク容量は10Lのホンダ「ベンリィ110/プロ」
燃料タンク容量は10Lのホンダ「ベンリィ110/プロ」

 加えて、大型リアデッキにボックスを取り付ければ、すぐれた積載性を発揮するため、ビジネスだけでなくツーリングにも活躍する一台といえるかもしれません。

 そして第1位は、スズキの「GSX-R125 ABS」と「GSX-S125 ABS」で、燃料タンク容量は共に11Lとなっています。

燃料タンク容量は共に11Lのスズキ「GSX-R125 ABS」と「GSX-S125 ABS」
燃料タンク容量は共に11Lのスズキ「GSX-R125 ABS」と「GSX-S125 ABS」

 両車の違いはハンドルの形状とカウルの有無だけ。エンジンやフレーム、足まわりといった基本構造に違いはありません。WMTCモード燃費は43.5km/Lながら大容量の燃料タンクのおかげで、ハイレベルな航続距離を可能にしています。

 GSX-R125は、レーシーなフルカウルスタイルとライディングポジションで本格的な走りを味わえます。一方のGSX-S125は、個性的なネイキッドスタイルとアップハンドルで軽快なライディングが可能です。どちらもGSX-Rシリーズのコンセプトと基本性能を継承し、街中からワイディングまであらゆるシーンで楽しめるモデルとなっています。

※ ※ ※ 

 バイクのスペックを見るとき、燃費性能はチェックするけれど、燃料タンクの容量はあまり気にしないという人もいるかもしれません。

 しかし、燃料タンクが大きければ航続距離が伸びる上に、給油回数を減らせるため、ガソリンスタンドが少ない地域でも安心して走行できます。バイクを購入する際は、燃料タンクの容量に注目してみるのも良さそうです。