高速道路をツーリングしている際に、PAやSAに立ち寄ることがあります。土日祝日の高速道路はとくに混み合いますが、二輪車用の駐車スペースが満車だった場合、バイクは四輪車用の駐車スペースに停めても良いのでしょうか。

二輪用の駐車スペースが大混雑!四輪車用に停めるのはOK?

 高速道路をツーリング中、休憩のためにPAやSAに立ち寄ることがあります。PA・SAには、広い駐車スペースが確保されており、二輪車用や四輪車用はもちろん、大型車用や「譲り合いスペース」など、多様な自動車に向けてそれぞれ区画されています。

 平日であれば、それぞれの自動車が自車に適したスペースに駐車することになりますが、土日祝日などの休日には、PA・SAも混み合い、二輪車用の駐車スペースが満車になっていることもあります。

 万が一、二輪車用の駐車スペースが満車だった場合、バイクは四輪車用の駐車スペースに駐車しても良いのでしょうか。

高速道路PA・SAの二輪車駐車スペース
高速道路PA・SAの二輪車駐車スペース

 そもそも、一般的にイメージされる四輪車用の駐車スペースは、駐車場法第1章第2条第2項において「道路の路面外に設置される自動車の駐車のための施設」とされています。

 なお、「自動車」は、道路交通法第2条第1項第9号において「原動機を用い、かつ、レール又は架線によらないで運転する車であって、原動機付自転車、自転車及び身体障害者用の車いす並びに歩行補助車その他の小型の車で政令で定めるもの以外のもの」となっており、51cc以上のバイクはここに含まれます。

 そのため、法令に則って考えると、バイク(51cc以上)も、四輪車用の駐車場に停めるべき乗り物ということになります。

 一方で、こうした法令は、「公道」に対して適用されるものとなっているため、なかには「高速道路のPA・SAは関係ないのでは?」と考える人もいるでしょう。

二輪車用の駐車スペースが満車だった場合には、四輪車用の駐車スペースに停めても良い
二輪車用の駐車スペースが満車だった場合には、四輪車用の駐車スペースに停めても良い

 道路交通法第2条第1項では、道路交通法が適用される道路は、「不特定多数の人や車両が自由に通行できる場所」とされており、この規定に則ると、商業施設の駐車場やコインパーキング、そして、高速道路のPA・SAなども公道に含まれることがうかがえます。

 さらに、高速道路のSA・PAでは、常に多くのクルマや人が行き交っています。二輪車用の駐車スペースが満車だった場合には、「駐車枠の外の邪魔にならない位置へ…」と思う人もいるかもしれませんが、多くの人が行き交うなかで、駐車枠からはみ出して駐車することは、事故の危険性も考えられるため、避ける必要があります。

 このように、法令に則ることはもちろん、事故の危険性を低減させるためにも、バイクは四輪車用の駐車スペースに停めるのが良いでしょう。

50cc以下の原付は駐輪場へ

 なお、前述したように、自動車に含まれるバイクは51cc以上であり、50cc以下の二輪車は自動車に含まれません。50cc以下の二輪車、つまり、原動機付自転車(以下、原付)は、道路交通法上では自転車と同等の扱いとされています。

原付は、法令に則ると四輪車用の駐車スペースではなく、自転車用の駐輪場に駐車することが求められる
原付は、法令に則ると四輪車用の駐車スペースではなく、自転車用の駐輪場に駐車することが求められる

 そもそも、原付は高速道路の走行が認められていないため、PA・SAの話題には関連しない乗り物ですが、原付は、法令に則ると四輪車用の駐車スペースではなく、自転車用の駐輪場に駐車することが求められます。

 また、商業施設の駐車場など、二輪車用と四輪車用のスペースが区画されている場所においては、四輪車用の駐車スペースの利用は避けるようにするのがベターです。

 なお、私有地の場合には、原付の駐車場所を別に設けていたり、四輪車用の駐車スペースへの駐車を義務付けていたりと、ケース・バイ・ケースのルールになっているため、管理者に駐車場所を確認してから駐車するようにしましょう。

※ ※ ※

 ただし、二輪車用の駐車スペースが空いている場合には、クルマとの譲り合いを最優先に、二輪車用の駐車スペースに停めるようにしましょう。クルマもバイクもお互いが気持ち良く、安全にPA・SAを利用できるのがベストです。