『小野木里奈の○○○○○日和』は、ベテランライダーの中でも話題のホンダ『HAWK11』の試乗記です。ロケットカウルを装備した『HAWK11』の魅力をお伝えします。

ロケットカウルを装備したHAWK11の魅力とは?

 皆さん、こんにちは!小野木里奈です。さて、本日はホンダの『HAWK11』の試乗記でございます。ベテランライダーの中ではとても話題になっているらしいこちらのバイク。実際に、私の父もすごく気になっていたようで、それほど身の回りでも注目度の高さを感じます。それでは、いってみましょう!

話題のホンダ『HAWK11』に試乗します
話題のホンダ『HAWK11』に試乗します

最初に目が行く部分は、HAWK11のフロント周り。正面から激しい風を受けて変形したような動きのあるフロントデザイン。ロケットのように見えるし、まさに任天堂マリオに出てくる敵キャラクターの『キラー』を連想してしまいます。まだ乗っていないのに、“勝手に激しい走りをするのかな”と妄想が止まりません。ちなみに、「ロケットカウル」と呼ぶんだそうです。

HAWK11の個性を際立たせるロケットカウルを装着
HAWK11の個性を際立たせるロケットカウルを装着

 カフェレーサースタイルを好むライダーの方がカスタムする方法の一つとして、ロケットカウルを装着することもあると聞きました。ロケットカウルは、もう何十年という歴史を持つカウルのデザインだそうです。なんと『HAWK11』には、ノーマルの状態で既にロケットカウルが装備されているではありませんか。カフェレーサースタイルが好きな方には、たしかに注目されるのも理解できます。

 私が試乗した車両のカラーは、「パールホークスアイブルー」。晴れた夜空のような艶のある藍色はちょっと色っぽさも感じる雰囲気があります。それ以外はほぼブラックをメインに統一されているので、この夜空色がさらに主張されています。

ハンドルは「セパレートハンドル」が装備されています
ハンドルは「セパレートハンドル」が装備されています

 装備されているハンドルは、「セパハン」こと「セパレートハンドル」です。セパレートハンドルとは、その名の通りハンドルの両手の部品がそれぞれ分かれた(セパレート)作りのことをいいます。ちなみに、左右の手元のグリップをつなぐ部品が一本の棒(バー)でつながっている作りのハンドルは「バーハンドル」と言います。名前の意味がそのままだから覚えやすいですね!

ちょっとくねっとしているミラーと車体をつなぐステーの部分
ちょっとくねっとしているミラーと車体をつなぐステーの部分

 あと、面白いと思ったのがミラーと車体をつなぐステーの部分。ちょっとくねっとしているんですよ。位置も正面から見るとわかりやすいのですが、ハンドルよりも下に位置しています。このまんまるなミラーに加えて、ヘッドライトも大きくまんまる。正面から見たら3つ丸が並んでいるんです。ヘッドライトをよく見ると、ライトの縁が「U」の字のようにも見えます。

シート高は820mmで、私(=身長160cm)が跨るとこんな感じです。両足ならぎりぎりつま先、片足だとバランスを取って支えられます
シート高は820mmで、私(=身長160cm)が跨るとこんな感じです。両足ならぎりぎりつま先、片足だとバランスを取って支えられます

 それでは、恒例の足つきチェックでございます。シート高は820mmで、私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。両足ならぎりぎりつま先です。片足の方が傾けて足が地面に着く面積を広くして支えられるのでやってみましたが、私でもちゃんとバランスを取って支えられます。でも、実は車両重量214kgもあるのです。正直、数字ほどの重さは感じませんでした。おそらく、そう感じさせるほどHAWK11のバランスがいいのかなと感じます。

いよいよ走り出します!

 ドキドキしながらエンジンをかけると、ヒュルルルル〜っと少し高めの音と低く風がブフォーーーと吹き出すような音が混在しています。正直、最初は見た目がイカつい印象で、もっと大きく低めの音を想定していたのですが、音は割とスポーティーで爽やかさな優等生の少年をイメージさせます。

走り出しはすごく軽く、シフト操作も軽快
走り出しはすごく軽く、シフト操作も軽快

 走り出しはすごく軽く、何よりクラッチとシフト操作が全然煩わしくありません。とても軽快にスピーディーに、「ここ!」という瞬間に操作が完了できてしまうのです。

 この瞬間、実際に乗ってみてもう一点気づいたことがありました。クラッチレバーとブレーキレバーのデザインがうねるようなデザインで、ちょっと広めで遠いかなと感じてしまったのです。私は女子の割には手が大きいタイプなので、小さめの手のライダーにとってはそれ以上にレバーの位置が遠いと感じるかもしれません。

HAWK11が軽く感じることと上半身が前傾し、体重移動もダイレクトに車体へ伝わることで、コーナリングは非常に安定感があります
HAWK11が軽く感じることと上半身が前傾し、体重移動もダイレクトに車体へ伝わることで、コーナリングは非常に安定感があります

 コーナリングは非常に安定感があります。HAWK11が軽く感じることと上半身が前傾しているので、私の体重移動をダイレクトに車体へ伝わっているような感覚です。また、セパレートハンドルの位置が低く角度も下め、さらにミラーもハンドルよりも下に位置しているので、視界がすごく広く感じることにも驚かされました。

 試乗した日は高速道路も走行しました。やっぱり大型バイクで走るなら高速道路の走行も体験してみたいもの。1082ccという排気量とこの軽快さを表現する走りはどんなものかなとワクワクさせてくれます。高速道路でドキドキしながらアクセルをあけていくと、「よし、きた」と反応してくれたかのようにビューンとあっという間に速度が上がります。前傾姿勢なのでお腹にまで直接バイクの振動が伝わってきます。

簡単に求めている速度まで反応してくれるHAWK11は、乗るほどに病みつきになりそう
簡単に求めている速度まで反応してくれるHAWK11は、乗るほどに病みつきになりそう

 簡単に求めている速度まで上がっていくので、この瞬間の私は緊張と興奮の両方が全身で弾けていました。これは病みつきになります。

 個人的に少し気になってしまったのはステップの位置。もちろん、身長などの関係もあるとは思いますが、前傾姿勢になった時に、腰に対して足の位置がそこまで後ろにあるわけではない点です。私にとっては、足の位置から下半身の骨盤は起こしている状態になり、上半身だけ前傾姿勢になっているような印象を持ってしまいました。そこがちょっと悔しいところです一人一人、身長、体重もバラバラですし、同じ身長でも脚や腕の長さも様々です。乗り味に関しても同様です。あくまでも個人的な意見ですのでご参考まででお願いします。

ちょっと見た目に差をつけたいライダーにHAWK11はオススメ
ちょっと見た目に差をつけたいライダーにHAWK11はオススメ

 さて、今回は話題になっているホンダの『HAWK11』を試乗しました。ユニークな責めのデザインに対し、走りはとても優秀で反応が軽快で癖もありません。ちょっと見た目に差をつけたバイクに乗ってみたいと考えているライダーの方にも、既にノーマルでこの装備をしている『HAWK11』に挑戦するのもいいかもしれませんよ。