厳しい暑さも徐々に和らぎ、秋のツーリングシーズンが徐々に近づいてきました。中には、友人や恋人とタンデムツーリングを検討している人もいるかもしれません。では、タンデムで後ろに乗る人は、どういったことに気をつければ良いのでしょうか。

憧れのタンデム走行!後ろに乗る人が気をつけるべきことは?

 暑さも次第に和らいだことで、秋のツーリングシーズンが徐々に近づいてきたことを実感させられます。中には、友人や恋人とタンデムツーリングの予定を立てている人もいるでしょう。

タンデムのルールについては、道路交通法に詳しく記載されている
タンデムのルールについては、道路交通法に詳しく記載されている

 そもそも、タンデムのルールについては、道路交通法に詳しく記載されています。それによると、一般道をタンデムができる免許は小型自動二輪以上と定められています。加えて、免許を受けて通算一年以上が経過していないといけません。また通算一年ということなので、小型自動二輪免許を受けてから普通自動二輪免許へグレードアップした場合、小型自動二輪免許を受けていた期間も通算期間に含まれます。

 いずれにせよ、50cc未満の原付免許を受けていた期間は、加算されないので注意が必要です。また、タンデムができる免許条件を満たしていたとしても、「2人乗り通行禁止標識」がある区間は、タンデム走行ができません。標識を見落として違反にならないように、走行ルートを事前に確認しておくと良いでしょう。

 一方、タンデムができるバイクの条件としては、道路運送車両法では50cc以上かつ、乗車定員2人と定められています。現在日本メーカーから販売されている50cc以上の現行車種の場合、ほとんどが乗車定員2人です。

乗車定員が1人バイクでタンデム走行した場合は違反になります
乗車定員が1人バイクでタンデム走行した場合は違反になります

 しかし、ホンダの「モンキー125」のように、乗車定員が1人の50cc以上のバイクも存在します。もしも乗車定員1人のバイクでタンデム走行した場合も違反にあたるので、覚えておくと安心です。

 では、タンデムで後ろに乗る人は、どういった点に気をつければ良いのでしょうか。

 まずひとつ目は、安全を確保できるヘルメットを着用することです。当たり前のことではありますが、ヘルメットは、PSCマークがついていることに加えて、自分の頭のサイズにあったものを準備しましょう。また、バイクに乗る際の服装にも気をつける必要があります。運転する・しないに関わらず、バイクに乗るときの服装は、長袖長ズボン手袋が基本になります。履物は下駄やサンダルなどではなく、スニーカーやライディングブーツを履くと安心です。

春や秋にタンデム走行する場合は、走行風で身体が冷える場合もあるため、防寒着を持っていくのもポイント
春や秋にタンデム走行する場合は、走行風で身体が冷える場合もあるため、防寒着を持っていくのもポイント

 加えて、春や秋にタンデム走行する場合は、走行風で身体が冷える場合もあるため、防寒着を持っていくのもポイントといえるでしょう。

 ちなみに、後ろに乗る人はバイクの乗り降りの際にも注意が必要です。バイクは不安定な乗り物なので、ライダーの準備が整わないままバイクの後ろに乗ろうとすると、バランスを崩し転倒してしまう恐れがあります。そのため、後ろに乗る際は、ライダーから「乗ってもよい」という声掛けがあってから乗ると良いかもしれません。

カーブでは後ろに乗っている人も一緒に体を傾ける必要がある
カーブでは後ろに乗っている人も一緒に体を傾ける必要がある

 さらに、バイクは車体を傾けないと曲がれません。そのため、カーブでは後ろに乗っている人も一緒に体を傾ける必要がある点も、気をつけるべきポイントのひとつとして挙げられます。これは、体を傾けないとバランスを崩し、転倒する可能性があるためです。バイクに乗るのに慣れていないと、後ろに乗る人は車体が傾くと恐いかもしれませんが、体を預けましょう。

 また、後ろの人の体重がライダーにかかると運転しづらくなるため、走行中は、ライダーの肩を掴んだり抱き着いたりするのではなく、ライダーの腰に手を回すか、グラブバーを握ることもポイントです。

 加えて交通状況を見ながらライダーのブレーキを予測し、ブレーキの際はライダーに体重がかからないように、膝をしめるニーグリップとタンデムステップで、しっかりと踏ん張ることが大切といえるかもしれません。

※ ※ ※

 タンデム走行の際にはさまざまなルールが定められているほか、後ろに乗る人も注意すべき点がいくつか存在します。ヘルメットや服装など当たり前のことに加えて、乗っているときに体を預けることなど、知っておくとタンデム走行がさらに楽しく、快適になるでしょう。

 本記事で挙げた点に気をつけながら、タンデムツーリングを楽しみたいものです。