米国の自転車メーカー「TREK(トレック)」から、「いつもより遠く、いつまでも笑顔で」をキャッチフレーズに、電動アシスト機能を搭載したロードバイク「Domane(ドマーネ)+ AL」がリリースされました。どのような特徴を備えているのでしょうか。
スポーツe-BIKEの最新型、ペダルバイクと変わらない姿に
米国の自転車メーカー「TREK(トレック)」から、「いつもより遠く、いつまでも笑顔で」をキャッチフレーズに、電動アシスト機能を搭載したロードバイク「Domane(ドマーネ)+ AL」がリリースされました。

トレックの電動アシストスポーツバイクは、3つのカテゴリー「シティバイク」「マウンテンバイク」「ロードバイク」に登場し、好みのスタイルでe-BIKE(電動アシスト自転車)の恩恵に授かることができます。
「Domane+ AL」の特徴は大きく3つ。まずは14.06kgという、e-BIKEでありながら通常のクロスバイクに近い軽さです。
電動アシストユニットを搭載することで、どうしても逃れられないのが重量増ですが、同社のクロスバイク「520Disc」(=14.52kg)、「FX1Disc」(=12.68kg)、「DS1」(=13.5kg)といった、ペダルバイクに非常に近い数字を実現しています。
これはトレックが誇る高性能アルミニウム「Alpha(アルファ)」をフレーム素材に使い、電動ユニットにはリアハブモーターを採用したことで大幅な軽量化を実現しています。
2つめの特徴は、あらゆるライダーも楽しめる多様性です。700x38Cというワイドサイズのタイヤも飲み込むクリアランスを兼ね備え、グラベル走行も楽しめます。
また、フェンダーやラックマウントを装備する「ダボ穴」もあり、ツーリング用途にも対応。さらに天候によって制動性能が左右されにくいディスクブレーキを標準装備しています。
ロングツーリングではバッテリーが気になるところですが、「レンジエクステンダー」(別売りの追加バッテリー)も用意され、最長走行距離は150km以上まで伸ばせます(通常のエコモードでも88km走行可能)。

3つめの特徴は、上りと下りのアドバンテージになる22段変速です。リアハブモーターを採用することでフロントギアのダブル化が可能となり、2×11変速としてます。
ドライブトレインは安定のシマノ105コンポーネントを中心にアッセンブルし、走行性能に妥協はありません。
キツい上り坂では悠々と走れるe-BIKEですが、ペダルを回さないとサポートしてくれません。あくまでもアシストなので、本人の努力も必要というのが良いところ。
また、同行者との脚力差を埋めてくれるので、パートナーとも楽しく走れます。しばらくスポーツを休止していたというシニア層にもオススメでしょう。つまり、距離や坂道に臆することなく、スポーツライドを楽しめるのです。
トレックの電動アシスト機能を搭載したロードバイク「Domane+ AL」のカラーは2種類、サイズは6種類ラインナップされ、価格(消費税10%込み)は54万9890円です。