『小野木里奈の○○○○○日和』は、ヤマハの原付二種スクーター『NMAX』の試乗記です。機能や収納力の高い『NMAX』の走りにも注目です。
格好良さと頼りがいがある車体も魅力
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。今日は、ヤマハの原付二種スクーター『NMAX』の試乗記でござまます。それでは、いってみましょう!

私が試乗したカラーは、「マットダークグレーメタリック8」です。前年モデルからカラーチェンジしたモデルなんだそうです。私が最初に見て感じた印象は、「イケメンスクーター君」。原付二種クラスと思えない大きめな車体は頼りがいを感じます。
また、フォルムはどちらかというとシュッとしたような形の部分が見えるので、可愛さよりも格好良さが際立っているように思いました。例えば、スクーターの中でも、丸みが強調されている車体には可愛らしさを感じることが私は多いのです。

正面からこの『NMAX』を見ると、ヘッドのライトの形といい全体的に丸みが少ないスクーターなので、格好良さを感じます。このカラーリングも、ダークグレーとブラウンゴールドの組み合わせは、高級感がありますよね。

フロントにあるスクリーンもただのクリアではなく、ブラッククリアのスクリーンになっていて、車体のベースの色が黒で統一されているのがとても素敵です。と言いつつも、部品によって同じ黒でも微妙に違うので単にシンプルな色使いというわけではないことも魅力的です。タンデムバーにもラメが入っていたりなど、細部のカラーリングにこだわりを感じます。
また、この大きな車体は、想像通り収納力が抜群でした! シート下の約23Lの容量はもちろん、ペットボトルや小物などを収納できるボックスもあります。さらに、左側の収納スペースにはDCジャックも装備されています。スクーターといえば、私は収納力を求めてしまうのでこれだけの容量があることは嬉しいですね。

『NMAX』は、専用アプリの「Yamaha Motorcycle Connect (Y-Connect)」を利用することで、スマートフォンで車両の状況がわかることと、車両のメーターでスマートフォンの通知なども確認することができるんだそうです。スマートフォンで車両の状況を一括して管理できるのも便利ですよね。
恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高は765mmでベタ足ではありませんが、両足で支えることは難しくありませんでした。また、車両重量は131kgで、小柄なライダーでも扱いやすいと思いました。見た目からもう少し重いことを想像していたので、まさにギャップ萌えです (笑)

一方で『NMAX』は、ステップがフラットではなく真ん中が盛り上がっている構造で、乗降の際は足元の煩わしさを感じることがあるかもしれません。
いよいよエンジンスタートです!
始動はスマートキーなので、エンジンをかけるまでいちいち鍵を出す必要がないのでスムーズ。ステップに足を載せて走り出すと、「運転姿勢は私にとってちょうど良くて好きだな」と感じます。

『NMAX』の車体に自分の体全身がスッポリとおさまっているような感覚だったのです。この日はとても寒かったのですが、走行中はフロントスクリーンなどのおかげなのか、向かい風の影響が少ない気がしました。

コーナリングにおいても、車体と全身がまとまっている感覚があるので自分の行きたい方向にすんなり走ってくれます。加速もとてもスムーズで、ブレーキの効きもしっかりしています。格好良い見た目から、スポーティーな走りを想像していたのですが、どちらかというと柔らかく、クセがない素直な走り心地だなと私は思います。
私の中で、原付二種クラスはとにかく無駄を削ぎ落としていてシンプルな車両が多いイメージがありました。『NMAX』の外見や装備を見ると、これまでの原付二種に対してのイメージがガラリと変わるくらい機能性が豊富なスクーターで、「あの機能もこの機能も欲しい」というわがままな私にピッタリかも (笑)

また、穏やかで安定した走行をスクーターに求めている方にとって、この車両はピッタリと言えるかもしれません。価格(税込)は、36万8500円で、機能性なども照らし合わせると、個人的には妥当かなと思います。気になる方は、是非お近くの店舗で試乗してみてください。
それでは、また来週の月曜日にお会いしましょう!