『小野木里奈の○○○○○日和』は、インドで生産されているヤマハ『MT-15 Ver.2.0』に試乗します。アグレッシブな外観とその走りは、しっかりとMTシリーズのDNAを継承しています。
インドで生まれたMTシリーズの実力とは!?
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。今日はインドヤマハ『MT-15 Ver.2.0』の試乗記でございます。それではいってみましょう!

私が試乗した「MT-15」カラーは「ダークグレー」。グレーと言っても、ベースのグレーに加えてパキッとした力強いターコイズブルーやフロントホークのイエローゴールドも印象的です。カラーリングからアグレッシブさを感じさせています。
私の中でMTシリーズは、タンクのもりもりっと盛り上がったフォルムやミラーのシュッとした形のイメージが強く、フロントから見るとまるで昆虫のようで、まさにミラー部分が触覚を連想させてくれます。このタンクは実際に跨ってから見下ろすと、お餅が横に膨らんだようになっていてちょっと可愛らしさもあるのがポイント。私にとって一番インパクトあるのはこのタンクですね。
サイドから見たときに、マフラーやシートの先が上に跳ね上がった形状で、乗る前からすでにより活発に走り出しそうな空気が流れているように思いました。

インドの法律にも対応するように、左サイドのリアホイールにはタンデムシートに乗った女性が民族衣装のサリーを着ていた時にホイールへの巻き込みを防ぐ「サリーガード」も装備されています。インドで販売されている車両と知るたびに、「サリーガード」を毎回チェックしてしまいます(笑)
恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)が跨るとこのような足つき。シート高は810mmで、小さめの排気量にしては意外と高めで両足は爪先立ちになってしまいます。個人的には、小さめの排気量クラスのバイクに求めるのは足つきの良さと取り回しのしやすさなのでちょっと期待外れでした。

車両重量は139kgなので1人で取り回しもしやすく、小柄な方でも扱いやすい重さだと思います。
いよいよ、エンジンスタート!
これまでヤマハのMTシリーズを何台か試乗する機会がありましたが、インドヤマハ「MT-15」は初。排気量は155ccです。エンジンをかけると、「小さい排気量だから大人しめの音なのかな?」と予想していたのですが、全くそんなことありません。アグレッシブな見た目通りに元気の良い音!これはワクワク感が倍増です!

音と同じようにぐいっと元気よく発進してくれるので、物足りなさを感じないスタートです。そして、コーナリングでバイクを倒して曲がるたびにものすごく軽快に向きを変えてくれ、ライダーの体重移動に瞬時に反応してパタリパタリと簡単に倒れてくれる感覚です。
一方、反応が良すぎるので油断はできません(笑)

ニーグリップをしっかりとして運転することが楽しい。初めて試乗するのに、なんだかすぐに心が通ったような気持ちにさせてくれます。
これまで試乗したMTシリーズに比べると排気量も小さいので、もちろんパワーは小さめに感じますが、こんなに活発的な走りを体験させてくれるので、小さい排気量を言い訳にしていないところが格好良いバイクだなぁと感じます。スピードだけがアグレッシブな走りを叶えるわけではないということを改めて痛感しました。

インドヤマハ『MT-15』のお値段は、バイク館で本体価格41万9000円(税込)です。人気のMTシリーズで、150ccクラスなら高速道路も走行できます。気になる方はバイク館でも試乗することができるそうなので、是非試してみてはいかがでしょうか。