アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。築地場外市場の『小田保』を訪れました。

築地場外市場に「アジフライの聖地」がやって来た!!

 美味しいアジフライを求めて筆者(増井貴光)がやってきたのは、築地場外市場です。場内は豊洲市場に移ってしまいましたが、場外市場は今まで通りの築地です。平日だというのにたくさんの人で賑わっています。海外からの観光客も多いです。

海外からの観光客も多い「築地場外市場」。思った以上に賑わっている。いろいろな店があって楽しい場所
海外からの観光客も多い「築地場外市場」。思った以上に賑わっている。いろいろな店があって楽しい場所

 ちなみに築地場外市場の駐車場を利用できるのは車のみ。バイクは「東銀座駅」方面にある「東銀座バイク駐車場」が大型車も停められて便利です。場外市場までは徒歩5分程度の距離になります。

 さて、場外市場に入って波除通りを歩いて行くと「築地魚河岸」が両側にあります。小田原橋棟の3階にある「魚河岸食堂」が今回の目的地です。ここでは3月3日から16日まで「“松浦の極み”を食べてみよう!」というフェアが開催されています。

 アジフライファンにはお馴染み「アジフライの聖地 松浦市」の食材を使ったメニューを食べたり、購入することができるのです。松浦産のアジを使ったアジフライが食べられると言うことで、開催初日に訪れました。

3月3日に行なわれた「本マグロの解体実演」は、松浦市鷹島から直送された本マグロを「魚河岸スタジオ」で実演
3月3日に行なわれた「本マグロの解体実演」は、松浦市鷹島から直送された本マグロを「魚河岸スタジオ」で実演

 3階に到着すると、人だかりができています。なんだろうと覗いてみると、松浦から直送された本マグロの解体の実演でした。大きな本マグロを刀ようなマグロ包丁でさばいています。これはアジフライを忘れてマグロが食べたくなってしまいます。

 解体を見終わって「魚河岸食堂」のフードコートに移動します。ここには6店舗が軒を連ね、イベント中は松浦産のアジや鯖、海老などを使ったメニューが各店舗にあるそうです。筆者はアジフライを求めて『小田保(おだやす)』に直行です。

 カウンターには「本日のアジ・長崎県松浦産」と、どーんとPOPが貼ってあります。「アジフライ定食」をオーダーしようと思ったのですが「生まぐろぶつとフライ定食」など、マグロの解体を見たばかりの筆者を誘惑するメニューが! しかしここは松浦産のアジフライを堪能しなくては! と使命感にかられて「アジフライ定食」を無事にオーダーします。イベント期間中は松浦産のアジを使ったアジフライのみが提供されるそうです。もともと『小田保』は、アジフライが美味しいと定評のある店なので楽しみです。

『小田保』の松浦産アジを使った「アジフライ定食」は大きめの半身が3枚と大盛りキャベツ。小鉢はひじき、ご飯とみそ汁がセット
『小田保』の松浦産アジを使った「アジフライ定食」は大きめの半身が3枚と大盛りキャベツ。小鉢はひじき、ご飯とみそ汁がセット

 待つこと数分、「アジフライ定食」が出来上がってきました。お皿には半身のアジフライが3枚、松浦で言うところのフィレですね。大きめの半身で厚みもあります。さすが松浦産。付け合わせはキャベツ、ピンクがかったタルタルソースが添えてあります。小鉢にご飯とみそ汁で「アジフライ定食」です。

 揚げ具合バッチリでサクサク。もちろん身はふわっとして歯触り最高です。脂が乗っていて期待通りの美味しいアジフライです。大きめなので3枚でお腹いっぱい、かなり満足なアジフライでした。フェア開催期間中にまた来ようかな〜と、呟きながら店を後にします。

「築地場外市場」の「築地魚河岸」は1階が生鮮市場、3階にフードコート「魚河岸食堂」がある
「築地場外市場」の「築地魚河岸」は1階が生鮮市場、3階にフードコート「魚河岸食堂」がある

 期間中は、同じく3階にある「SPACE海と街と」と、東通りの「江戸一」で「“松浦の極み”12品目即売会」もやっているそうです。アジフライも販売しているとのことでした。また「アジフライの聖地」長崎県松浦市に行きたくなってしまう筆者でした。