『小野木里奈の○○○○○日和』は、スポーティーな外観と魅力的な配色を採用したインド製のヤマハ『FZS25 ABS』に試乗します。
全体的に外観のカラーリングが可愛らしい
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。今日は、インド製のヤマハ『FZS25 ABS』の試乗記でございます!それではいってみましょう!

私が試乗したFZS25のカラーは、「マットオレンジ」。この明るいみかん色は、日本で中々目にしたことがないカラーです。スポーティーな形は、どちらかというとクールさを感じますが、同時に爽やかなみかん色が女性でも手を伸ばしたくなるような親近感を持たせていますよね。
標準装備のナックルガードまでみかん色なところも可愛らしいです。車体は全体的にマットカラーの黒とオレンジで統一されており、ギラギラした機械の無機質感が抑えめなのも、マッチしているように感じます。
同じヤマハでも、私はまだこの配色を採用した車両に出会ったことがなかったですし、ヤマハは寒色系が多い印象だったので個人的にはとても新鮮です。インドと日本では求められるカラーリングのセンスも異なるからなのでしょうか。

タンクからタンデムシートにかけてグニャと波打つような形は、ネイキッドタイプならでは。タンクがとても大きい印象ですが、正面か見るとフロントスクリーンやヘッドライトが小さくて、まさに小顔なバイク。サイドから見た時には気にならなかったけど、気付いてからはずっと見てしまいがちになります(笑)
左サイドから見ると、リアホイールにはお決まりの「サリーガード」が備わっています。インドの方々はタンデムシートに乗るときに横座りも許可されているんだということも不思議ですよね。
恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)がFZS25に跨るとこんな感じ。シート高は795mmで両足のかかとは浮いてしまいます。中々、私の身長で両足がべた足で着くことはむずかしいものですね。

重量は154kgで、正直もっと重めだと予想していたのでこの重さはちょっと嬉しい(笑)
実はタンクが大きい印象だったので、勝手に「車両が重めなのかな?」とイメージしてしまったのです。でもこのくらいの重さであれば、私1人でも取り回しはできますし、私より小柄なライダーでも慣れれば1人で可能だと思います。
いよいよエンジンスタートです!
エンジンをかけるとドコドコドコっと伝わる鼓動がまさにこのバイクの心臓のよう。エンジン音を聞いていると、さっきまでカラーリングの可愛らしい印象から、頼りがいのある男らしい印象に変わります。

走り出すと、加速がとてもスムーズでびっくり!
250ccクラスは、なんとなく走り出しや加速に物足りなさを感じることが多い印象だったのですが、この『FZS25 ABS』は、たしかに大型バイクのような強い瞬発力はないけれども、逆にそれが丁度よくスムーズな走り出しを実現しています。同時に、ブレーキングも、ギュッと減速するのではなくジワーッと伝わるようにスピードを調整できるところも高評価!

また、運転姿勢に関して個人差があるので一概に言えませんが、私はリラックスした姿勢をキープできた気がします。また、乗っている時に大きく幅が広いタンクがついつい気になってしまいましたが、膝回りはグリッとくびれているのでニーグリップをしやすい印象です。

コーナリングは、車両の重さを感じることなく簡単にバイクを倒しながらコーナリングができます。スポーティーにキビキビ走るというよりも、なんだか地面を滑らかにすべすべと走っているような感覚です。

気になる車両価格は、41万9000円(税込)です。2022年モデルで250cc、そして新車でこのお値段は初心者ライダーにとっても手が伸ばしやすいですよね。このカラーリングも、女性から人気が出そうな予感もします。バイク館の店舗では試乗することもできるそうなので、気になる方は是非試乗してみてくださいね。
それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!