『小野木里奈の○○○○○日和』は、インドで生産されているヤマハの原付二種スクーター『CYGNUS(シグナス) 125 RAY ZR HYBRID』の試乗記をお届けします。個性的なデザインで日本でも人気が出そうなシグナスの乗り味をじっくりと試します。
個性的な車両デザインが目を引く
皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。今日はインド製ヤマハ『CYGNUS(シグナス) 125 RAY ZR HYBRID』の試乗記でございます。それではいってみましょう!

私が試乗したシグナスのカラーは、「マットレッド」です。その名の通り、マットカラーの鮮やかな赤と黒の2色をベースに統一感のあるカラーリング。車体は全体的にコンパクトに感じますが、形状がちょっと個性的。
シグナスを正面から見た時にハンドルからヘッドライト、フロントホイールにかけての形状がそれぞれ独立されたものが積み重なったようなデザインがとても印象的です。

特にこのヘッドライト周りの形は独特だなぁと思います。大きなヘッドライトの上にはヤマハの「Y」を連想させるデザインの箇所も見つけちゃいました!
サイドから見ると、ライダーが足を乗せるフラットなフロアボードが目立っています。こうして見ると、ホイール間の距離が長く感じますよね。ただ全体的にサイズをコンパクトに仕上げているのではなく、必要に応じて設計している部分もあるように感じます。

メーターは液晶パネルで、あえて非対称な形にしているのも細かい部分までデザインに手を抜かない作り手の心意気が伝わりました。
恒例の足つきチェックでございます!
私(=身長160cm)が跨るとこんな感じです。シート高は785mmで両足はべた足着きにはならないものの、跨ってみて驚いたことはこの98kgという車両重量の軽さ!

私は原付二種クラスのバイクにはコンパクトな車体と軽さを求めているので、100kgを切るという点はとても嬉しいことなのです。正直、このちょっと派手な形状から車両重量の軽さを想像できなかったので、ギャップを感じました(笑)
シグナスの重さなら小柄なライダーでも取り回しは楽々ですね。車両本体が重すぎないおかげでシート下にある21Lのトランクに荷物をたくさん詰めた場合でも、取り回しは私1人でもできるので日常的に利用するのにもピッタリだと思います。
いよいよ、エンジンスタートです!
エンジンをスタートさせるとシグナスは、独特なデザインとはまた雰囲気が変わり、穏やかなエンジン音を奏でてくれます。

アクセルをクイッと開けると、走り出しはクイックに反応してくれます。実は、シグナスには名前にもあるように新しいハイブリッド機能が搭載されています。
「従来のセルモーター、スターターギアを介さずに、ジェネレーター(発電機)の動力を元にエンジン始動させるため、従来のモデルよりスムーズなエンジン始動と力強い発進が可能」となっているんです。もしかしたら、私が感じた反応の良さはこのハイブリッド機能のおかげなのかもしれません。

さらに、運転していると車体の軽さも影響しているのか、どっしり地面を走るというよりも滑らかに走行している感覚があります。コーナリングも同様に、簡単に車体が倒れてくれるので柔らかく曲がってくれます。
一方、フラットなフロアボードに置いている足元や、足回りの前後の空間が個人的に少し窮屈に感じてしまいました。乗る前にフロアボードを見た時はそんな風に感じなかったので、やはり実際に乗ってみないとわからないものなんだなぁと感じます。
車両価格に驚かされる!
気になる車両価格は、22万4000円(税込)です。新車で30万円どころか、25万円を切った安い金額には驚かされました!

特にスクーターは、荷物の収納面や移動の手軽さからも生活の一部ともなり得る存在なので、手頃な金額なのはありがたいですよね。気になる方は、バイク館の店舗でも試乗することができるので、是非試してみてくださいね。
それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!