ピアッジオグループジャパンは、洗練された外装とパワフルなエンジンが精緻なバランス感覚で両立し、ベスパならではの情熱が息づく伝統のデザインを引き継ぐベスパのフラッグシップモデル「GTSシリーズ」に、キーレスシステムなどの最新技術を新たに搭載した300㏄モデルと155㏄モデルの計4バージョンを発売しました。
日本市場では8色のカラーリングを展開
ピアッジオグループジャパンは、洗練された外装とパワフルなエンジンが精緻なバランス感覚で両立し、ベスパならではの情熱が息づく伝統のデザインを引き継ぐベスパのフラッグシップモデル「GTSシリーズ」に、キーレスシステムなどの最新技術を新たに搭載した300㏄モデルと155㏄モデルの計4バージョンを追加すると発表。ラインナップを従来よりも拡大し、5月9日より販売を開始しました。

新型ベスパGTSシリーズは、格調高くエレガントでシンプルな「ベスパGTS Classic」、現代的なスタイルの「ベスパGTS Super」、スポーティな「ベスパGTS SuperSport」、そして技術の粋を極めた「ベスパGTS SuperTech」という個性豊かな4つのバージョンが展開されています。
動力は、最先端技術が搭載された155cc i-get単気筒エンジンと、300HPE(ハイパフォーマンスエンジン)エンジン(排気量278cc)の2種類の最新型エンジンから選択可能(155ccモデル:GTS 150 Super/GTS 150。300HPE搭載車:ClassicGTS 300 SuperTech/GTS 300 SuperSport)。
どちらもピアッジオグループの技術の結晶であり、エンジン性能の向上に加えてCO2排出量削減、低燃費化を目的として開発されています。
新型GTSシリーズではリサイクルできる持続可能な素材であり、高強度で安全性や運動性能を高める独自の特性を備えた全面スチール製ボディを採用。

世界的に見ても珍しい、ベスパ特有のスチール製ボディには新設計のフロントサスペンションを搭載することで、伝統の片持ちアームを継承しつつも、システムを見直すことにより、特に高速走行時の安定性が高まり、快適性やハンドリング性能も改善されました。
また、これまでも人体に最適な設計を模索してきたベスパは、今回も理想に近いエルゴノミクスデザイン(人と機械の最適化)を実現。どのような体格の人でも無理のないライディングポジションを取ることができ、快適な走行を楽しむことができます。
さらに、新型GTSは従来モデルと同様に、長距離ツーリングを強く意識し設計。最高レベルの快適性を誇る新型シートはパッセンジャーにも配慮され、考え抜かれたエルゴノミクスによる優れた足つき性が実現され、停車時も安心です。
それらに加え、新型GTSではキーレスシステムの導入により、従来のようにキーを挿入しなくてもエンジンを始動することが可能。エンジンを始動する、シートを開く、ステアリングコラムをロックするという操作が、非常に簡単にできるようになりました。
なお、SuperTechバージョンには最先端のTFTカラーディスプレイを搭載。それ以外のバージョンには、新型インストルメントが初めて搭載されています。
それぞれ違うベスパ新型「GTSシリーズ」各バージョンの特徴とは?
ベスパGTS SuperTechは、究極のスポーティさと最新技術が見事に融合された、ベスパGTSモデルの最高峰です。

独特なサテンクロームグレー仕上げのボディパーツや、ダイヤモンドカット仕上げが美しいグラファイトカラーのホイール、専用グラフィックの描かれたシェードが洗練された印象を演出。
クオーツグレー(マット仕上げ)とディープブルーの2色展開で、ステアリングコラムカバーの装飾と蛍光グリーンのフロントショックスプリングも、目を引く配色となっています。
さらに、ダブルシートには蛍光グリーンを含む2色のステッチが施され、ハイテク感のある仕上がりにも特徴。価格(消費税10%込:
以下同様)は88万円です。

そしてベスパGTS SuperSportは、もっともスポーティなデザインが施されたバージョンです。
グラファイトカラーのホイールに加え、ボディ細部のパーツがブラック仕上げで統一されており、高性能を予感させる力強いスタイルに仕上げられています。
レッグシールド中央のベスパを象徴するステアリングコラムカバーは、新鮮なカーボン風仕上げ。蛍光オレンジのアクセントが加えられ、アグレッシブな印象となっています。
ブラックのシートにはタックロール状のパターンと、黒地に映える蛍光オレンジのダブルステッチを採用。
光沢塗装のイノチェンツァホワイト、そしてマット塗装のオリーブ グリーンの2種類のカラー展開となっており、いずれも新しい専用グラフィックが施されています。
価格は91万3000円です。

GTS150 Superは、コンテンポラリーな印象を漂わせつつ、トレンドと伝統をアクセントに加えたデザインが特徴です。
特にグラファイトカラーのホイールはダイヤモンドカット仕上げとなっており、パイピング付きシートが印象的。
ボディカラーはグロッシーなイノチェンツァホワイトとパッショーネレッドの2色展開となっており、多数のクロームメッキパーツとグリップラバー、フットボードラバー、フロントサスペンションのスプリングなどのスポーティなブラック仕上げのパーツが組み合わされています。
価格は64万9000円です。

また、GTS150 Superと同じく155ccエンジンを搭載するGTS150 Classicは、サッビアベージュ、リラックスグリーンの2色展開。メタリックの輝きが鮮烈な印象を与え、ベスパらしさの真髄が表現されています。
ボディ各部にクロームメッキの優美なパーツが配されており、中でもボディラインの縁取りや、象徴ともいえるステアリングコラムカバーの装飾、フロントサスペンションのスプリング、ヘッドライトフレーム、サイレンサーカバーなどが際立ちます。
グレーのシートには縦方向に走るスリット状のパターンや、同系色のステッチを採用。グリップラバーと、フットボードラバー、ホイールリムも同じくグレーの仕上げが選択されています。
価格は64万9000円です。