ヤマハは2023年の大阪・東京モーターサイクルショーで「YZF-R125」や「XSR125」といった今後市販予定のモデルを発表しました。今後、ヤマハがラインナップする原付二種モデルはさらに増えることが予想されますが、2023年5月現在はどのようなモデルがラインナップしているのでしょうか。
シンプルでスタイリッシュなヤマハの原付二種!現在は5車種がラインナップ
ヤマハは2023年のモーターサイクルショーで「YZF-R125」や「XSR125」、「MT-125」の3車種を市販予定車として発表し、大きな注目を集めました。手軽さや利便性の高さなどによる昨今の原付二種人気の高まりによって、各メーカーは今後も原付二種の生産・開発に力を注ぐであろうことは想像に難くありません。
同様に、ヤマハがラインナップする原付二種モデルもさらに増えることが予想されます。では、ヤマハは2023年5月現在どのようなモデルをラインナップしているのでしょうか。
■アクシスZ
ひとつ目の車種は、「アクシスZ」です。2017年に登場した125ccスクーターですが、現在ラインナップしているモデルは、2022年にマイナーチェンジしたモデルです。

「感動スタンダード」をキャッチコピーとするアクシスZは、マイナーチェンジにより乗り心地や利便性の高さなどにさらに磨きがかかっています。例えばヘッドランプの光量をさらに明るくしたことで、夜間走行時の安心感や、昼間走行時の被視認性がよくなりました。
また、メーターパネルは速度計や燃料残量計といった必要な情報をひと目で確認できるシンプルなデザインを採用しています。
加えて、シート下トランクはヤマハの原付二種スクーターでトップを誇る約37.5Lの容量を確保しており、ヘルメットはもちろんA4サイズのファイルも収納可能で、通勤や通学時に利用するバイクを探している人にはぴったりのモデルといえるでしょう。
「アクシスZ」の価格(税込)は、27万1700円です。
■NMAX125
ふたつ目の車種は、同社「MAXシリーズ」のDNAを受け継ぐスポーティなスタイルと走りが魅力の「NMAX125」です。

ヤマハはMAXシリーズについて「MAXシリーズは、スポーツバイクのDNAを受け継ぐスポーツコミューター。ハンドリング特性やエンジンのレスポンス、車体の剛性感など、上質感あふれる走りの中にもスポーツ心を刺激する性能が込められている」と評しています。
NMAX125にも受け継がれており、ブーメランをモチーフとしたサイドカバーや軽快なハンドリングなどがその代表例として挙げられます。
もちろんタンデム走行も可能なので、同乗者とスポーツ走行を楽しんだり、街中での移動のアシにしたりなど幅広い用途で活躍ができるバイクといえそうです。
「NMAX125」の価格(税込)は、36万8500円です。
■ジョグ125
3つ目の車種は、コンパクトな車体が特徴的な「ジョグ125」です。車両重量は95kgと、ヤマハ125ccスクーターの中でもトップの軽さであるほか、シート高も735mmと非常に高い足つき性能を誇っています。

平成32年排出ガス規制に対応する性能を備えつつもパワフルな走りを実現する「BLUE CORE」エンジンのほか、折りたたみ式フロントフックやフロントボックスなども備わっているので、街乗りにも最適です。
また、車両価格も25万5200円に設定されており、現行モデルの国産125ccモデルの中ではもっとも安いモデルです。安価でシンプル、かつ多機能な原付二種の購入を検討している人におすすめといえるかもしれません。
「ジョグ125」の価格(税込)は、25万5200円です。
■シグナスグリファス
4つ目の車種は「シグナスグリファス」です。スポーツスクーターに分類される原付二種で、スポーティな走りとシャープなデザインが特徴的といえます。

ヤマハ原付二種の中では唯一、カラーに鮮やかなビビッドイエローイッシュレッドメタリック1(オレンジ)をラインナップしているのも特徴のひとつです。
また、まるでゲーム画面のようなスピード感あふれるデザインと大型液晶メーターを採用しており、メインキーをオンにすればバーグラフを中心とした疾走感のあるオープニングアニメーションが展開されます。
シート下側にはヘルメットホルダーが2箇所搭載。乗っていて楽しく、かつタンデム走行時の利便性も高いバイクといえるでしょう。
「シグナスグリファス」の価格(税込)は、37万4000円です。
■トリシティ125
そして5つ目の車種は、2023年2月28日にモデルチェンジされたばかりのヤマハ原付二種唯一の三輪バイク「トリシティ125」です。

「アッカーマンジオメトリ」という、クルマなどが旋回する時に滑らかな旋回性をもたらすための構造を採用したことにより、モデルチェンジ前より快適な乗り心地にパワーアップしています。
また、LEDヘッドランプの照射範囲が拡大したことにより夜間走行の視認性も向上したほか、ポケットにキーを入れておくだけで各種操作が可能なスマートキーを採用しているなど、最新技術が多数取り入れられています。
三輪なので二輪バイクよりも安定性に長けており、雨天時などの悪路でも安心して走行できます。バイクはすぐに転んでしまいそうで怖いと思う人は、選んでみるのも良いでしょう。
「トリシティ125」の価格(税込)は、49万5000円です。
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2023年5月現在ヤマハがラインナップしている原付二種は、5車種ありました。しかし今後、同年のモーターサイクルショーで展示されていた3車種も後々ラインナップの仲間入りを果たすでしょう。今後ヤマハがどのような原付二種を発表するのかにも、目が離せません。