Aloha Happy Friday! 毎週金曜日の午後は電車の車内英語アナウンスでお馴染みのクリステル・チアリの “The next station is...SUNNY RIDE!”
中国メーカーのEVスクーターに初ライド
今回は、中国のHYT Moto社が開発したFELO「FW-06」に試乗してきました!

2019年のミラノモーターサイクルショーで発表されてから4年。今年から、日本に入ってきたEVスクーターです。
スクーターと言っても走りはアグレッシブで、見た目もスクーターっぽくない。サイドのイエローが鮮やかで、白と黒のボディーにいいアクセントになっている。フロントから見た顔もキリッと男前。ライトがつくと丸いLEDが白く光って、優しさがプラスされる。
そんななかでも私の好きなポイントは、FELOのマークがとってもかわいい。ゴーグルをしたうさちゃんがイケイケで、かわいさとかっこよさがちょうどいい感じ。
全長1832mmでシート高は784mmで、前後タイヤの位置の割にシートがキュッとしていてコンパクトな印象。
後ろに回ってみると、シート下のデザインはカクカクしているのにポワンと縦長オーバルのテールランプが、かなりのアクセントになっている。

跨ってみると、スクーターなのに普通の二輪のように両サイドにステップがあって、フロアボードがないスポーティなスタイル。
ハンドルのポジションもやや高めで、見た感じは座る位置からハンドルの距離が少しある気がしたけど、実際に座ってみるとそこまで気になりませんでした。
ミラーも高めで、ちょうどいい姿勢でゆったりと座れる感じ。身長170cmの私だと、シートも低めなので足付きが良く、シート自体もしっかりとしているので、お尻も痛くなりません。ただ、タンデムシートは狭くて薄いので、ふたり乗りはあまり快適ではないかもしれません。
車重は121㎏と軽く、移動も楽々。収納も大きくはないけど、左と右の両方に用意されていて、右側は蓋があるのでキーレスエントリーの鍵をしまっておけるので安心。左側にはUSBジャックがついているので、スマホを充電しながらナビとしても使用できる点も、クリスさん的安心ポイントです。
メーターもシンプルで見やすく、スピードメーターも大きくて視認性抜群。上部分には、時計とバッテリー残量のパーセンテージが表示されていて、ひと目で見られるのも便利。下部分にはトリップメーターと、残り何㎞走れるかを教えてくれるレンジも表示されるので、バッテリー切れの心配もありません。
クリスさん的男前度は合格!
ここまでは、クリスさんのハートがキュンキュン中のFW-06。走りはというと、速くてパワーがあって、加速がすごい。

EVだからか、アクセルを回すと一定の場所に来るとギューンと前に押し出されてく感じ。ちなみに、アクセルを回し続けても、75km/hのところで制御が作動し、それ以上加速しない設定になっています。
ただ、ハンドル左側に付いている「S」マークのスイッチ。これはアクセレーターボタンと言って、スピードモードを全開にしてくれるんです。これを押すことで、140km/hまで出るパワフルスクーターに大変身。ちょっとだけ試して見ましたが、押した瞬間ビューンと伸びやかで最高に気持ちよかったというのが素直な感想。ブレーキングもヒューンと握った分だけ効いてくれて、不安はありません。
コーナリングも車体が軽い分倒しやすく、ワインディングも快適に走れました。

そして私の苦手なUターンは?
とってもしやすかったー!足をつくことなく、ツルッと方向転換できました。
あとは、バッテリー。これも持ちが素晴らしいんです。1回の充電が5時間から6時間はかかるのですが、満充電でなんと100㎞は走れるらしい。
さらに、バッテリーは8年か8万kmまで走れる保証つき。ガソリン車からどんどんEVへと変わりゆく今、コンパクトで楽しいEVスクーターに出会えて、私のEV化への見方も変わりました。
新たな発見をさせてくれた、FELO FW-06。新しくバイクの購入を検討しているという人に、興味持ってもらえたら嬉しいです。