最近ではゲリラ豪雨や台風による水害も多いことから、実際に愛車が火事・水害に遭ったら補償はどうなるのだろうと気になっている人も多いのではないでしょうか。実際、家事や水害によってバイクが故障してしまった場合、火災保険の補償対象になるのでしょうか。
自然災害でバイクが水没してしまった…!これって火災保険の対象に入る?
今夏到来した台風6号と7号による水害によって、クルマやバイクが水没してしまったというニュースを耳にした人も多いはずです。また昨今ではゲリラ豪雨による水害も多いことから、「実際自分のバイクが水害に遭ってしまったら、補償はどうなるのだろう…」と考えている人も少なくないかもしれません。
では実際、家事や水害によってバイクが故障してしまった場合、火災保険の補償対象になるのでしょうか。

台風や豪雨による水害は一般的に保険のカバー範囲に含まれますが、保険会社や契約によって異なる場合があります。
通常、火災保険は建物やその中の物品の火災損害に対するものであり、バイク自体の火災損害には適用されないことがほとんど。しかし排気量125cc以下のバイクは原動機付”自転車”として、一部の火災保険で家財として扱われる場合があります。
一方で、それ以上の排気量のバイクは火災保険の対象外とされる傾向にあります。そのためバイクの損害やリスクに備えるには、自動車保険やバイク保険に加入するのが重要なポイントと言えそうです。
また「もしも」の事態に備えて、保険契約に水害補償が含まれているかどうかを確認したり、水害やバイクのリスクに対する補償内容や条件を理解したりしておくことも大切です。

保険の内容は保険会社や契約によって異なるので、個別の状況に合わせて最適なプランを検討し、必要に応じて保険会社・代理店と相談することをおすすめします。
水害や自動車保険、バイク保険についての適切な情報を持つことは、将来のリスクに備えるために非常に重要です。
「もしも」に備えてできる対処法とは?
では台風やゲリラ豪雨、火事といった「もしも」の事態からバイクを守るためには、どのような対策を講じれば良いのでしょうか。
まず前述のように、適切な車両保険に加入することが挙げられます。車両保険に加入すれば、自然災害だけでなく事故や盗難への備えにも繋がります。必要に応じてリスクに対する補償を検討しておくことが求められそうです。

また、特に川沿いや海沿いに住んでいるライダーは、バイクを高台や安全な場所へ保管・駐車しておくことも大切です。これにより、バイクへの被害を最小限に抑えることができます。
あわせて、災害や事故に備えて緊急時の対処計画を立てておくことも忘れてはいけません。重要な連絡先はしっかりメモしておき、緊急時に必要な用具や車両の重要な文書なども紛失しないよう、用意しておくことが賢明です。

また車両の盗難や破損を防ぐために、防犯対策を強化しておくのも重要なポイントです。災害時は放置されたバイク、クルマなどの盗難も起きやすいです。そのため日頃から車両のロックを確実にしたり、セキュリティシステムを利用したりなどといった予防策を講じることが求められます。
最後に、保険に関する疑問や必要な補償について、適切な保険顧問やエージェントと相談することもおすすめです。彼らは最適な保険プランを提供し、リスク管理についてのアドバイスを提供してくれるはずです。
これらの方法を実践することで、「もしも」の状況に備え、バイクに関連するリスクを最小限に抑えることができます。安全で快適なバイクライフを楽しむために、リスク管理をおろそかにしないようにしましょう。
※ ※ ※
バイクを火災や水害から守るには、適切な保険に入るだけでなく安全な場所に駐車したり盗難対策を講じたりすることが求められます。愛車を守るためにも、万が一の自然災害に備えて日頃から対策を練っておくと良さそうです。