人気YouTuberで声優、モデルなどマルチで活躍する夜道雪さんが、バイクライフを綴る不定期連載コラム「夜道雪のちょっと寄り道」。連載第29回目では、ヤマハの軽二輪スクーター「X FORCE ABS」のアクセサリーパッケージ「X FORCE Low」に試乗してみました。
スポーティでカッコいいヤマハの軽二輪スクーター
お前ら夜道に気をつけろ! どうも夜道雪です。
今回はヤマハの「X FORCE(エックスフォース)」でちょっと寄り道していきます!

みなさん、このXフォースというバイクをご存知でしょうか? お恥ずかしながら夜道は今回これをキッカケに初めて知りました!
Xフォースは2022年6月に発売されたスポーツスクーター。排気量は155ccの軽二輪クラスです。実は最近、人気を集めているのが排気量125cc超、250cc以下の軽二輪スクーターなのです。コンパクトで軽快で街乗りに最適、しかも高速道路にも乗れてしまう利便性の高さが注目されています。
夜道はスポーツバイク好きなので、スポーツスクーターってところに魅力を感じます。実際に試乗させていただくのが楽しみです!
ヤマハのスポーツバイクらしい顔立ちがカッコいい!
第一印象は…なんか、どこかでみたことある感じの面構え! 二眼ライトのデザインは、ヤマハのスポーツバイクらしい印象です。

スクーターながらスポーティーなお顔を持っているところが素敵よね!
そんな二眼がカッコいいヘッドライトを持つXフォースくんですが、実はハロゲン球仕様なの。
私はハロゲンのバイクも普通に乗っちゃうから特に気にならないけど、新型モデルでLEDライトじゃないのって結構珍しいから不安な人は不安かも?
でも、ハロゲンは扱いやすくて安価だし、真っ暗な山道でもない限りハロゲンライトで苦労することって無かったから、街乗りや通勤通学で利用されることが多いであろうXフォースくんにはむしろありがたい設計なのではないかな? と思ったよ!
一方でテールとストップランプはLED。夜間でも充分な視認性があります。薄型でデザインがカッコいいのもポイントです!
次に足つきチェック!

Xフォースは815mmと結構シート高は高め。今回試乗するのはアクセサリーパッケージ「Xフォースロー」で、最大約30mmの足つき性をアップするローダウンシート(消費税10%込2万1450円)が装備されています。
車体も軽いので数値で見るほどの恐怖心は無くまたがることができます。少しフラッとバランスを崩しても、転倒するまでのことはなさそう。
参考までにヤマハの同系列スクーターのシート高は、NMAXが765mm、マジェスティSが795mmとのこと! シート高が高い分、NMAX、マジェの2台よりもさらに車体が軽い(車両重量130kg)のがありがたいポイント!

フロアボードはフラット。床面が高くてライディングポジションはコンパクトです。スポーティなライディングが楽しめそうです。
滑らかでパワフルな加速で、峠道もスイスイ。小回りも楽々!
セルボタンでエンジンスタート。静かにエンジンが回り始めます。SMG(スマートモータージェネレーター)というシステムのおかげでなのだそう。
さて、実際に走ってみよう!

なんて自由自在なバイクなんだー!
走り出しはスイッと滑らかで安定感もあり、さらに回せば思い通りに加速してくれるスポーティーさも兼ね備えていて、とても走り心地がよいです!
幅広でフラットなバーハンドルがフラットなフロアボードと相まって、ライディングポジションに自由度があります。
サスペンションはしっとりな感じで疲れず、安定性があります。長時間の乗車もいけそうな気がしました!

そしてなんといっても、ホイールベースが短くて車体も軽いので、小回りなんかも楽々でした!
Xフォースなら、夜道の大嫌いなUターンも簡単!
もはや、Uフォースと名付けたいほどだ!
さてUフォース、じゃなくてXフォースのインプレはいかがでしたでしょうか?
快適かつスポーティーに街乗りを楽しみたい方にぴったりのバイクなのではないでしょうか!

快適性とスポーツ性が見事にバランスの取れた一台で、今後もっともっと乗り手が増えるんじゃないかなと思いました!
それでは、また次回の寄り道でお会いしましょうー!
■YAMAHA X FORCE ABS
全長×全幅×全高:1,895×760×1,120mm
シート高:815mm(ロー仕様は最大30mmダウン)
軸距:1,340mm
最低地上高:125mm
車両重量:130kg
エンジンタイプ:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
総排気量:155cc
内径×行程:58.0×58.7mm
圧縮比:11.6:1
最高出力:11kW(15PS)/8,000rpm
最大トルク:14N・m(1.4kgf・m)/6,500rpm
始動方式:セルフ式
燃料タンク容量:6.1L
タイヤ:前 120/70-13M/C 53P、後 130/70-13M/C 57P
ブレーキ形式:前後 油圧式ディスク
懸架方式:前 テレスコピック式、後 ユニットスイング式
フレーム形式:バックボーン
乗車定員:2名
■メーカー希望小売価格:39万6,000円(消費税10%込)、ロー仕様 40万7,000円(消費税10%込)