レーシングライダーの大久保光選手がルーマニアで、MotoGPのレース解説の仕事をスタート。そのレポートです。

初MotoGP解説の仕事はルーマニア

 皆様こんにちは!レーシングライダーの大久保光です。

 今回は私がルーマニアでおこなった、オートバイレース関係の仕事について書きたいと思います。

 私は今、モルドバに活動拠点を置いています。そのモルドバからバスか列車でルーマニアに行き、そこから飛行機に乗って他国のサーキットなど目的に地向かうことが多々ありましたが、実際にしっかりとルーマニアに滞在したことはなく、ルーマニアにもロードレース文化があることは知っていましたが、それに触れる機会はありませんでした。

 しかし知り合いを通じてルーマニア人ライダーを紹介してもらい、乗り継ぎの為の経由地としてではなく、目的地としてルーマニアに行くこととなりました。

ルーマニアのMotoGP放送でゲスト解説を担当する大久保光選手
ルーマニアのMotoGP放送でゲスト解説を担当する大久保光選手

 その目的はMotoGPのゲスト解説、ルーマニアのロードコース視察、そしてテレビ番組へのゲスト出演という予定で、事前にメールでしっかりと打ち合わせをし、週末を使って現地へ向かいます。

 今回はその第1弾ということで、ルーマニアでおこなったMotoGP解説の仕事について書きたいと思います。

 その前にモルドバからルーマニアへの行き方ですが、モルドバの首都キシナウからルーマニアの首都ブカレストまで、1日に何本かバスが出ており、今回はそのバスを使ってルーマニアに向かいました。

 目的地もブカベストの街にあり、ちょうど終点まで乗ると到着するので、乗り換えもなく非常にシンプルな移動となります。

現在、活動拠点を置いているモルドバからルーマニアへ向かう長距離バス
現在、活動拠点を置いているモルドバからルーマニアへ向かう長距離バス

 しかし、バスで直通といっても国境を越えるため、もちろん検問があり、そこで1時間半近く待つことになったので、ブカレストには予定より1時間遅れで到着しました。

 因みにこのバスは8時間ほど走る比較的長距離バスなのですがトイレが付いておらず、トイレ休憩はなんと検問所とお昼ごはん休みのレストランのみなので、乗る予定がある方は、トイレはバスに乗る前に済ませておくことを強くお勧めします。

 というような流れでバスに乗ってブカベストに到着したわけですが、そこでこれまでメールでやり取りをしていたルーマニア人と合流。その日はそのまま軽く話をして終わりました。

ルーマニアのMotoGP放送での解説は音声のみで解説者が画面に映ることは無い
ルーマニアのMotoGP放送での解説は音声のみで解説者が画面に映ることは無い

 そして翌日、解説を担当したMotoGPはタイラウンドだったので、ルーマニアとは時差があり、解説は早朝からスタート。

 私自身、日本でもこのような仕事をしたことがなく、ましてや海外となるととても緊張しましたが、内容は簡単なものでMoto3、Moto2のQ1時にそれぞれのクラスに参戦している日本人選手の特徴などを英語で話し、解説者がルーマニア語に訳すというものでした。

 そしてQ2、とMotoGPのスプリントレース時は私の出番はなく、観戦するのみ。

 ルーマニア人はもちろん日本人ライダーの名前は知っているものの、実際にどんな人物なのかまでは分からないとのことで、私はそれぞれの日本人ライダーについて知っている限りの紹介をさせて頂いた感じです。

MotoGP番組を放送しているルーマニアのTV局
MotoGP番組を放送しているルーマニアのTV局

 解説者の方もなるほどという内容だったようで非常に喜んでくれた上に、テレビでの反応も良かったとのことで一安心。初めてのレース解説の仕事がまさかルーマニアになるとは思いもよりませんでしたが、とても貴重な経験となりました。

 ちなみにルーマニアのMotoGP放送は日本のように予選やレース後にゲスト解説者が画面に映ったりすることはなく、レース中のみの解説な事に加え、解説している場所もとても小さな部屋にテレビとパソコン、リザルトが置かれていて、それを見ながら話すというかなりシンプルな内容です。

 日曜日はレースのみだったので解説はしなかったのですが、機会があればまたゲスト解説の仕事にもどんどん挑戦していきたいと思います。