アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。東京都大田区、大井埠頭の大田市場内にある老舗『鈴富』を訪れました。

「生」をいただけるのは市場ならでは、吟味した鯵をフライで堪能

 美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)が愛車のハーレー「ロードグライド」で走ってきたのは、東京都大田区の京浜島です。ここに目的の店が……あるというワケではなく、『バイクのニュース』に登場する高梨はづきさんの撮影で待ち合わせです(※筆者の本職はカメラマンです)。

愛車のハーレー「ロードグライド」で「京浜島つばさ公園」へ。しばし羽田空港に離着陸する飛行機を眺める。のんびりするには良い公園
愛車のハーレー「ロードグライド」で「京浜島つばさ公園」へ。しばし羽田空港に離着陸する飛行機を眺める。のんびりするには良い公園

 早く着いてしまったので、羽田を飛び立つ飛行機を眺めながらのんびりしてしまいました。10代から20代前半までは、離着陸する飛行機をよく見に来ていましたが、暫くぶりに来てみると「京浜島つばさ公園」は綺麗に整備されていました。20分ほど経って取材班と合流し、バイクとはづきさんの撮影です。

 午前の撮影を終えて昼時、近くで良い店は無いものかと調べていると、以前、知人から教えてもらったアジフライが美味しい店を思い出しました。しかも京浜島から京浜大橋を渡った対岸の大井埠頭にあります。みんなで移動し、5分ほどで目的の店がある「東京都中央卸売市場・大田市場」に到着です。場内に入って駐輪場にバイクを停めます。

「鈴富(すゞき)」は大田市場の関連棟の店が並ぶ通りの中央あたりにあった。戦後すぐに鎌田で創業した老舗だとか
「鈴富(すゞき)」は大田市場の関連棟の店が並ぶ通りの中央あたりにあった。戦後すぐに鎌田で創業した老舗だとか

 大田市場は、平成元年に開設された、青果、水産物、花(か)き、を取り扱う総合市場です。とくに青果部門は大きく、日本一の取り扱い規模だそうです。青果棟と水産棟の間に関連棟があり、ここには食堂や一般人も利用できる商店が軒を連ねています。今回の目的の店は、その中の一軒である「鈴富(すゞき)」です。

 いろいろな店を覗きながら進むと、関連棟の中央くらいの場所に「鈴富」を発見しました。ちょうどテーブル席が空いたところで、待つこともなくお店に入ることができました。

 壁に貼られたホワイトボードのメニューを見ると、ありました! 「生あじフライ」です! 筆者とはづきさんは迷うことなく「生あじフライ」、同行した編集長は「メンチ」をオーダーします。朝6時半から開店していて、朝ごはん的なメニューもあって見ているだけでまた来たくなります。3人で話をしながら待っていると「生あじフライ」が出来上がってきました。

実食!「鈴富(すゞき)」の「生あじフライ」の味は……

「鈴富」の「生あじフライ(定食)」は、アジフライ2尾に骨せんべい。付け合わせはマカロニサラダとキャベツ
「鈴富」の「生あじフライ(定食)」は、アジフライ2尾に骨せんべい。付け合わせはマカロニサラダとキャベツ

「鈴富」の「生あじフライ(定食)」は、皿にアジフライが2尾と骨せんべい、付け合わせのマカロニサラダとキャベツ、タルタルが乗っています。ご飯とみそ汁、漬物がセットです。アジフライは普通サイズより少し大きく厚みもあります。店の方に話を訊くと、産地は決めず、その日の市場に出る美味しそうな鯵を仕入れているそうです。

 早速いただきます。アジフライの揚げ具合は良い感じでサクサク、身はフワッとした食感です。下味は塩胡椒でしょうか。鯵そのものの味とバランスが良く、そのまま食べてもご飯のおかずになりそうな美味しいアジフライです。

 自分で少食と言っていたはづきさんですが、美味しいと言いながらあっという間に完食していました。揚げ物を食べた後の油が残る感じもなく、鯵の美味しさが感じられる、かなり満足度の高い「生あじフライ」でした。

「鈴富」の「生あじフライ」を食べる高梨はづきさん。彼女の連載コラムにもアジフライが登場するかも?(しないかも)
「鈴富」の「生あじフライ」を食べる高梨はづきさん。彼女の連載コラムにもアジフライが登場するかも?(しないかも)

 食後はのんびりする間もなく、また別のバイクとはづきさんの撮影です。美味しいものを食べるとやる気が出るなぁと思いつつ、次の撮影場所に向かって大田市場を後にしました。