同じ名前であるにもかかわらず違う車体のバイクがいくつか存在するようです。いったいどのようなモデルが挙げられるのでしょうか。

過去のバイクが復活!同じ名前が使われているバイクをピックアップ

 過去に発売された車種名が、再び使われているバイクがあることをご存じでしょうか。過去の車種を現代的に変化させているバイクもあれば、違う形態に変化したモデルもあります。

 では、同じ車種名で違う車体に変化したバイクには、どのようなモデルがあるのでしょうか。

◼︎ホンダ「CBR250RR」

ホンダのスーパースポーツモデル「CBR250RR(2023)」
ホンダのスーパースポーツモデル「CBR250RR(2023)」

「CBR250RR(MC22)」は、CBR250Rよりも速さを追求した250ccのスーパースポーツと言われているモデルです。1990年に誕生した「CBR250RR」は、4気筒エンジンで高回転・高出力が得意なレーサーレプリカでした。また2灯ヘッドライトやへの字型のガルアームが特徴です。

 1994年に一度生産終了したものの、2017年に再び登場。2023年11月現在、2023年モデルが最新で250ccクラス最強馬力を誇る2気筒エンジンを搭載しています。旧型の4気筒から気筒数は減っていますが、旧型に引けをとらない高回転域での走りを体感させてくれます。

 スーパースポーツと言われると、扱いが難しいと感じる人もいるかもしれません。しかし、現行のCBR250RRは疲れにくいポジションで足つき性がよく、日常でも扱いやすいため、初心者でも乗れるスポーツモデルと言えそうです。

◼︎ホンダ「CBR250R」

1987年に登場したホンダ「CBR250R(MC17)」
1987年に登場したホンダ「CBR250R(MC17)」

「CBR250R(MC17)」が最初に登場したのは、1987年のこと。その後、1988年にモデルチェンジしたことで「CBR250R(MC19)」となり、この型でCBR250Rは生産終了となりました。

 そして、2011年に再び登場した「CBR250R(MC41)」は、単気筒エンジンを搭載した250ccモデルでした。

 初代が誕生したころはレーサーレプリカブームだったこともあり、速さや性能が重視される時代でした。そのため、MC17とMC19はスポーティなスタイルが強い4気筒エンジンのバイクだったようです。

「CBR250R(MC41)」は、単気筒になったことで、扱いやすくなり普段乗りもツーリングも楽しめるバイクになりました。多くの人がいろいろな場面で、スポーティな走りを楽しめるように変化したと言えるでしょう。

◼︎ホンダ「レブル250」

ホンダ「レブル250(2023)」
ホンダ「レブル250(2023)」

「レブル250」は、初心者からベテランライダーまで幅広い世代から支持され、爆発的な人気を現在集めています。実は過去に「レブル」として誕生していました。

 初代モデルが誕生したのは、1985年のこと。250ccクラスのアメリカンクルーザー「レブル」は、空冷2気筒エンジンを搭載し、エンジンの美しさやメッキ加工によって豪華なクルーザーらしさが表現されていました。しかし、1994年に最後のモデルチェンジを行い生産を終了しています。

 そして、2017年に再登場したのが現行モデルの「レブル250」です。初代と異なるのは、水冷単気筒エンジンを備えている点。また、他の250ccのモデルと比較しても圧倒的に足つきが良いという特徴があります。

シンプルで乗りやすいバイクを求めている人に、現行型の「レブル250」は、オススメのモデルと言えるでしょう。

◼︎カワサキ「エリミネーター400」

カワサキ「エリミネーター(2023)」
カワサキ「エリミネーター(2023)」

 1986年に登場した初代「エリミネーター400」は、1990年代のアメリカンバイクブームの立役者と言われたモデルです。1995年に生産終了しましたが、2023年4月に再び登場しました。

 初代から継承されたロー&ロングのアメリカンドラッガースタイルは、目を引きます。またエンジンは4気筒から2気筒に、フレームやタンクなどの装備は現代的に変化しました。

 2気筒エンジンは低速でのコントロール性を重視しているため、信号で停止するときや渋滞時で安定した低速運転が可能です。初代エリミネーター400のロー&ロングのボディを継承しつつも、デザインや装備は現代的。昨今人気のあるネオクラシックなデザインのバイクでもあります。

◼︎スズキ「カタナ」

スズキ「KATANA(2019)」
スズキ「KATANA(2019)」

「KATANA」は、日本刀を連想させるような唯一無二のデザインで多くの人を魅了しています。初代モデルが登場したのは1981年のことで、当時は「GSX1100S KATANA」という名称でした。それまでのバイクとは違った魅力を持つカタナは人気を集めましたが、2000年に発売された「GSX1100S ファイナルエディション」で生産を終了します。

 そして2019年に再び登場したときは、GSX1100S KATANAを彷彿とさせるデザインで注目を集めました。初代モデルに比べて排気量が小さくなったのにもかかわらず、エンジンの最高出力がアップしただけでなく、車両重量が軽くなったので取り回しがしやすくなったようです。

※ ※ ※

 過去に姿を消しても同じ名前で再登場しているモデルがあります。昔とは異なる姿となるモデルもあれば、良い部分を残しつつ現代的に変化しているモデルもあります。各モデルの歴史を知ることで、より一層面白さや歴史的な背景なども感じることができるでしょう。