バイク免許と聞いて、18歳以降からでないと取得できないのでは…と思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、16歳からでも取得できるバイク免許、「小型二輪免許」が存在します。小型二輪免許では、どのようなバイクを運転することができるのでしょうか。

小型二輪免許で運転できるバイクとは?

 春の入学シーズンに併せて、通学のためにバイク免許の取得を検討している学生もいるはず。バイク免許と聞くと、クルマ同様18歳にならないと取得できないのでは…と勘違いしてしまいがちですが、実は16歳から取得できる「小型二輪免許」というバイク免許が存在します。

排気量125cc以下の原付一種や原付二種を運転できるようになる「小型二輪免許」
排気量125cc以下の原付一種や原付二種を運転できるようになる「小型二輪免許」

 小型二輪免許は、道路交通法で”小型限定普通自動二輪免許”と表記される免許区分です。取得すると排気量125cc以下の小型バイク、つまり原付一種や原付二種を運転できるようになります。そのほかにも定格出力1.0kW以下の小型電動バイクにも乗ることができます。

 ホンダの原付二種「スーパーカブC125」や「PCX」、ヤマハの原付一種スクーター「ビーノ」といった人気モデルにも乗ることができるようになり、通学だけでなく街乗りのほかちょっとしたツーリングも楽しむことができそうです。

 また小型二輪免許には、スクーターなどのAT車のみ運転できる「AT小型二輪免許」と、MT車を運転できる「MT小型二輪免許」の2種類に分けられます。AT車はクラッチ操作が必要なく、アクセルとブレーキ操作だけで運転できるという手軽さが魅力。

排気量400cc以下のバイクを運転することができる"普通二輪免許"も、16歳以上から取得可能
排気量400cc以下のバイクを運転することができる"普通二輪免許"も、16歳以上から取得可能

 ちなみに、排気量400cc以下のバイクを運転することができる”普通二輪免許”も、16歳以上から取得可能です。しかし小型二輪免許は、普通二輪免許よりも取得する際の費用を安価に抑えやすいほか、短期間で取得しやすいという魅力があります。

 普通二輪免許を取得する場合、およそ20〜22万円ほどの費用がかかる傾向があります。一方、小型二輪免許の相場はおよそ15〜20万円ほど。こうしてみると、かなり大きな差額と言えそうです。

 ちなみに普通自動車免許を所持していると、さらに費用や教習日数を抑えることができます。しかし、前述のように普通自動車免許は18歳からしか取得することができないので、大学への進学に併せてバイク免許の取得を検討している場合、タイトなスケジュールになることは想像に難くなさそうです。

小型二輪免許を取得するにはどのような手順を踏めばよいのか

 小型二輪免許取得の方法には、教習所を利用する方法と運転免許試験場での受験というふたつの方法が挙げられます。

小型二輪免許取得の方法は、教習所を利用する方法と運転免許試験場での直接試験を受験する方法がある
小型二輪免許取得の方法は、教習所を利用する方法と運転免許試験場での直接試験を受験する方法がある

 教習所で取得する場合、適正試験と学科試験、技能教習、そして卒業検定に合格すれば教習は終了です。学科試験では、主に交通法規や運転マナーなどを二段階制で学び、すべての学科教習を修了した後は、理解度を測る効果測定があるのが一般的です。

 そして卒業検定は、試験官が立ち会っておこなう運転技能試験です。卒業検定では、一本道の走行を想定した「直進狭路」や、30km/h以上で走行し、ブレーキをロックさせることなく短距離で停止する「急制動」などの課題がポイントとなる場合が多いようなので、しっかり練習しておくとよいでしょう。

 なお、免許の取得手続きに必要な費用は、教習所で受講した場合と試験場でダイレクト受検した場合とで異なります。教習所を卒業した場合は受験料と交付手数料含めおよそ4000円ほどになりますが、ダイレクト受験の場合計2万円ほどかかる点も覚えておくとよいかもしれません。

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 小型二輪免許を取得すると、街乗りや通学に便利と言われる原付一種や原付二種を運転することができるようになります。費用や取得日数の面からも、取得しやすい免許である小型二輪免許。春の入学シーズンに向けてバイク通学を検討している人は、小型二輪免許の取得を視野に入れてみるのもよいかもしれません。