レーシングライダーの大久保光選手がトレーニングを兼ねて参加した「ピン耐」のレポートです。

真冬のサーキットをミニバイクで爆走

 皆様こんにちは!レーシングライダーの大久保光です。いよいよシーズンインも近付いてきました。

 私は基本、シーズンオフはとにかくバイクに乗り込んでいくスタイルなのですが、今年もそれがしっかりとできたので、とても有意義なシーズンオフとなりました。これもいつも応援してくださっている皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

 オートバイレースは基本、冬がシーズンオフとなっており、これはミニバイクレースなども例外ではありません。ミニバイクレースのシリーズも大体2月下旬頃から始まり、11月下旬に終わるというスケジュールがほとんどです。

 その代わり、冬には少し変わったレースやイベントなどが各サーキットで行われます。

 今回はその冬に行われた少し変わったレースに参戦したことについて書いていきたいと思います。

「ピン耐」でMotoUP桶川スポーツランドを走る大久保光選手
「ピン耐」でMotoUP桶川スポーツランドを走る大久保光選手

 今回参戦したのは、2024年1月7日にMotoUP桶川スポーツランド(通称:桶スポ)で行われた「ピン耐」というレース。トレーニングを兼ねての参加です。

 このピン耐という耐久レースは、その名の通り1人で1時間を走り切るという参加型レースとなっており、午前中はスポーツ走行が行われる通常営業。エントリー費の3000円を当日、受け付けで支払えば参加できるという、とてもお手軽な耐久レースです。

 ひとりで1時間を走るのは、少し辛いという方は2人ペアを組んででも参加できるので、体力に自信のない人にもおススメのイベントレース。

 また今年からミニバイクのピン耐と大型バイクのピン耐の日程が同日では無くなった上に、初心者クラスと上級者クラスに分けての開催となったので、さらに誰でも参加しやすくなりました。

スタート時のグリット順を決めるくじを引きは「105番」。ポールポジションをGET
スタート時のグリット順を決めるくじを引きは「105番」。ポールポジションをGET

 まず私は、午前中は通常のスポーツ走行でトレーニングを行い、その時はミニバイク枠と大型バイク枠の走行があったので、うまく使い分けてしっかりと乗り込みました。

 ピン耐の受け付けは朝イチではなく、サーキットのオープン時間から少し経った10時か11時ごろから始まります。

 時間になるとエントリー費を支払って、スタート時のグリット順を決めるくじを引きます。そしてそのクジに書いてある番号のゼッケンをもらって、ガムテープ等で参加するマシンの前と左右に見えやすいように貼り付け、レースの準備は完了です。

 私の引いたクジは105番。なんとポールポジションからのスタートとなりました。

「ピン耐」のスタートはコースの片側にバイクを一列に並べる方式
「ピン耐」のスタートはコースの片側にバイクを一列に並べる方式

 最初は初心者クラスのピン耐がおこなわれ、それが終わるといよいよ上級者クラスのピン耐が始まります。

 レース前に少しフリー走行の時間が設けられており、そこでマシンの最終チェックを行ってから、いざグリットに付いてレースはスタート。

 グリットでは、鈴鹿8耐などで知られるル・マン式みたいな感じでバイクが並べられていますが、ライダーはバイクに跨ったまま待機。日章旗が振られると、そこからレースが始まります。

 私はポールスタートでしたがすぐに抜かれてしまい、そこから淡々と1時間を走りきりました。

 普段、ミニバイクの走行枠で1時間を休みなしで走れる機会は中々ないので、今季参戦する世界耐久選手権に向けて、自分の中で様々な練習をすることができ、有意義な1時間のレースを走る事ができました。

 最終的な順位は総合6位と、まずまずな2024年のレーススタートで、世界選手権に向けても、とても良いトレーニングとなりました。

 ここからは余談ですが、ミニバイクではありますが、流石に1時間をミニバイクコースで、ノンストップで走り切った疲れに加え、妻からの温泉に行ってみたいというリクエストもあり、レース後はそのまま秩父の温泉に行ってきました。

 日本出国前に、しっかりと日本を堪能できて、とてもよかったと思います。