普通自動車免許と同様に、バイク免許も18歳からしか取得できないのでは?と思い込んでいる人もいるかもしれませんが、一部バイク免許は、16歳になったら取得可能です。つまり高校生であってもバイクに乗ることができるということ。では、高校生が乗れるバイクの排気量はいったい何ccまでなのでしょうか。

高校一年生でも運転できるバイクって何ccまで?

 16歳になったら一部バイクの免許を取得できるようになるので、取得を検討している学生も多いのではないでしょうか。しかしバイクは、50ccから1000ccを超えるものまで幅広い排気量の車種が存在します。

高校生が免許を取得し、乗ることができるバイクの排気量は50ccから400ccまで
高校生が免許を取得し、乗ることができるバイクの排気量は50ccから400ccまで

 では、高校生が乗れるバイクの排気量はいったい何ccまでになるのでしょうか。

 そもそもバイクの免許の種類は、大きく分けて7種類あります。このうち高校1年生、16歳から取得できるのが、排気量50ccまでの「原付免許」、排気量125ccまでの「小型限定普通二輪免許」「AT小型限定普通二輪免許」、排気量400ccまでの「普通二輪免許」「AT限定普通二輪免許」の5種類。

 つまり、高校1年生から乗れるバイクの排気量は400ccまでということになります。学校で許可されていればバイクで通学することも可能なので、公共交通機関があまり充実していない地域では、バイクの免許を取得すれば毎日の通学の負担を減らすことができそうです。

 ただし、バイクの免許を取得するには16歳の誕生日を迎えるまで待たなくてはなりません。とくに1月から3月の早生まれの人は、高校に入学してから来年の誕生日になってようやく免許を取ることができます。

高校に入学して7月までに16歳の誕生日を迎える学生であれば、夏休みを上手く利用してバイクの免許を取得するという方法もある
高校に入学して7月までに16歳の誕生日を迎える学生であれば、夏休みを上手く利用してバイクの免許を取得するという方法もある

 なお、学生でも教習所に通うことは可能です。そのため、高校に入学して7月までに16歳の誕生日を迎える学生であれば、夏休みを上手く利用してバイクの免許を取得するという方法もあります。

 また教習所を卒業するときに16歳に達していればよいので、入校するのは15歳からでも問題ありません。1日でも早くバイクの免許が欲しい人は、誕生日と卒業のタイミングを計算して、15歳から教習所に通うという方法もひとつの手です。

 このようにバイク免許は、排気量で免許の種類が区分されていることがわかります。では、それぞれ交通ルールや取得条件はどのような点が異なるのでしょうか。

バイク免許は、排気量で免許の種類が区分されている

 まず、排気量50ccまでのバイクに乗ることができるのが「原付免許」。バイクの免許の中でも、特に気軽に取得しやすいのが特徴です。

排気量50ccまでのバイクに乗ることができるのが「原付免許」
排気量50ccまでのバイクに乗ることができるのが「原付免許」

 原付免許を取得するには、視力などの適性試験をパスした後に学科試験に合格すればOKです。実技試験はないため教習所に通う必要がなく、各都道府県にある運転免許試験場で最短1日で取得することが可能です。また費用も8000円ほどで済むので、料金面の手軽さも魅力のひとつといえるでしょう。

 なお原付バイクは「法定速度30km/h」となっており、3車線以上ある道路で右折するときは「二段階右折」をしなければなりません。また、2人乗りや高速道路の走行は禁止されています。

 続いて排気量125ccまでのバイクに乗ることができるのが「小型限定普通二輪免許」と「AT小型限定普通二輪免許」。高速道路は乗れませんが排気量が大きくなるので、原付よりもパワフルに走ることができます。

 法定速度は一般的なクルマと同じ60km/hで、二段階右折の必要もありません。また、免許を取得してから1年が経過すれば2人乗りも可能です。

 なお、AT小型限定普通二輪免許の「AT」は、オートマチック車のことです。主にギア操作のいらないスクーターモデルに乗るための免許で、左手レバーのクラッチ操作が必要なMT(マニュアル)車には乗ることはできません。ただし、ギア付でも「スーパーカブシリーズ」などの、クラッチ操作のいらない自動遠心クラッチを搭載したモデルであれば運転できます。

排気量400ccまでの本格的なバイクに乗ることができるのが「普通二輪免許」と「AT限定普通二輪免許」
排気量400ccまでの本格的なバイクに乗ることができるのが「普通二輪免許」と「AT限定普通二輪免許」

 そして、排気量400ccまでの本格的なバイクに乗ることができるのが「普通二輪免許」と「AT限定普通二輪免許」。クラッチ操作の有無以外は、基本的にどちらの免許も変わりません。また排気量が126cc以上のバイクになると高速道路の走行が可能になり、条件を満たせば2人乗りも可能です。長距離の移動が楽になるので、ツーリングを楽しみたい人に最適なカテゴリーと言えます。

 なお、原付以外でバイクの免許を取得するには「教習所に通う」か「合宿免許に参加する」かの2通りの方法が一般的です。かかる費用や時間は、免許の種類や教習所などによって変わってきます。

 たとえば、免許を初めて取得する人で小型限定普通二輪免許の場合は、26時間の学科と12時間の技能講習を受けなければなりません。この場合、費用は12万円前後が相場のようです。

 もうひとつが、教習所に通わずに試験を直接受けて免許を取る、いわゆる「一発試験」と呼ばれる方法。費用や時間を節約できますが合格率が極端に低いので、運転に自信がない人は教習所を利用したほうが確実です。

 そして18歳以上になると、排気量401cc以上のバイクが運転できる「大型二輪免許」と「AT限定大型二輪免許」を取得できるようになります。大学1年生はもちろん、高校生3年生でも18歳の誕生日を迎えれば取得可能な免許です。

 かつての大型二輪免許は「限定解除」と呼ばれ、合格率数パーセントの超難関の一発試験をパスした、ごく一部のライダーだけが取得できる免許でした。しかし1996年の免許制度の改正で、教習所に通って大型二輪免許を目指すことが可能になり、現在は取得する人が増えたようです。

※ ※ ※

 高校生になってバイク免許の取得を検討している学生は、まず16歳で乗れるバイクの免許はどれなのか確認しておくとよさそうです。また、18歳になったら大型二輪免許を取得することもできるので、どのタイミングで免許を取得するか、じっくりと考えてみるのもよいかもしれません。