前回に引き続き、今回も数あるカスタムハンドルの中から4種類を紹介します。パフォーマンスや乗り心地を重視したものから、ドレスアップを主眼にしたものまで、個性的な4本です!

トラッカーハンドル

 横幅が広いセミアップのスタイルを持つのが「トラッカーハンドル」です。その名の通り、ダートトラックレーサーに装着されるハンドルで、幅の広さと低さによって車体を押さえつけてコントロールしやすくなっています。2000年代にはストリートバイクブームも相まって、高い人気を誇りました。

車体に対して、大きく左右に広がるのがトラッカーハンドルの特徴。扱いやすい反面、車幅が広くなってしまいます
車体に対して、大きく左右に広がるのがトラッカーハンドルの特徴。扱いやすい反面、車幅が広くなってしまいます

 ただし、幅が広すぎるため、より軽快にバイクを走らせたいというライダーの中には、ハンドルの端をカットする人も多くいました。そこで、カスタムパーツメーカーからは、幅の狭い「ナロートラッカーバー」も発売されています。

 トラッカーハンドルの他、「トラッカーバー」や「ダートラバー」などと呼ばれることもあります。

ファットバー

 ハンドルの剛性を高めるために、トップブリッジ部分を太くしたハンドルが「ファットバー」や「テーパーハンドル」と呼ばれるハンドルです。

ファットバーは剛性を高めるため、トップブリッジ部分が太くなっています(写真は初期型MT-09の純正ハンドル)
ファットバーは剛性を高めるため、トップブリッジ部分が太くなっています(写真は初期型MT-09の純正ハンドル)

 もとはモトクロッサーやモタードなど、ジャンプの着地などでハンドルに強い負荷がかかるモデルに採用されていました。近年では大型ロードスポーツモデルにも多く採用されています。

 通常のハンドルを装備しているモデルでも、トップブリッジを専用パーツに変えることで、ファットバーに変更できます。

ロボットハンドル

 海外では「Zバー」などとも呼ばれる、チョッパーカスタムで好まれるハンドルです。

ロボットハンドル(Zバー)は、パイプを溶接して作られます
ロボットハンドル(Zバー)は、パイプを溶接して作られます

 真っ直ぐのパイプを切断し、溶接することで作られるハンドルで、高さや長さはさまざま。しかし、比較的コンパクトに作られることが多いようです。

 既製品のほか、ワンオフで作られることもありますが、溶接部分を鋭角にしすぎると車検に通らなくなる可能性もあるので注意が必要です。

プルバックハンドル

 ハーレーダビッドソンをはじめとするクルーザーをベースにしたカスタムでよく見られるハンドルです。大きくアップしてから手前に引かれたスタイリングが特徴で、ハンドル周りにインパクトを与えつつ、リラックスしたライディングポジションが得られます。

大きくアップして手前に引かれるのがプルバックハンドル。車体の印象を変えるだけでなく、リラックスしたライディングポジションも人気のポイン
大きくアップして手前に引かれるのがプルバックハンドル。車体の印象を変えるだけでなく、リラックスしたライディングポジションも人気のポイン

 ちなみにクルーザー用のアップハンドルには、手前にあまり引かない「エイプハンガー」、両手を大きく上げなければいけないような高さの「スカイハイバー」など、プルバック以外にもさまざまなタイプがあります。