バイクは16歳から免許取得ができるほか、通学手段として原付バイクの利用が認められている場合もあります。では、いざバイクで通学をするときに制服を着用したまま走行しても違反にならないのでしょうか。

学生でもバイクに乗りたい!乗るときに気をつけることってなに?

 新年度が始まり、入学・進級の時期となりました。それに伴い、通学方法が大きく変わった人も少なくはないでしょう。中学校とは異なり、高校に上がるとバイクの免許取得が可能な年齢となり、学校によってはバイクでの通学も認められています。

 しかし、通学時に制服でバイクに乗ることに対して、怒られないか・違反にあたらないのか…といった不安を抱く人もいるかもしれません。確かに日常の中で、制服を着用してバイクに乗っている姿を見ることは少ないと言えますが、実際に制服を着用してバイクに乗ることは可能なのでしょうか。

制服を着用してバイクに乗る行為自体は違反ではない
制服を着用してバイクに乗る行為自体は違反ではない

 結論として、「制服を着用してバイクに乗る行為」自体は違反ではありません。しかし安全面では、いくつか注意しておきたいことがあります。

 まずひとつ目は、ヘルメット着用義務について。これは道路交通法第71条で定められており、未成年・成人問わず従う必要があります。なお、ヘルメット以外に服装の規定はされていませんが、安全面に配慮してバイクに乗る場合、制服は当てはまらない部分が多いと言えるでしょう。

 これは原付バイクで通勤するからといって、軽装でよいわけではないということ。クルマよりも転倒時のダメージが大きいとされるバイクに乗る際は、安全面に対して十分な注意が必要になります。

 例えば、制服の種類として多く着用されているスカートは足を露出するため、転倒時や事故にあった際、怪我や火傷を負う危険性があります。また、夏場であっても長袖・長ズボンに履き替えるなど、何かしらの対策をおこなうことが重要なポイントです。

サンダルや下駄などの脱げやすい靴を履いてバイクを運転することは、公安委員会遵守事項違反になることもある
サンダルや下駄などの脱げやすい靴を履いてバイクを運転することは、公安委員会遵守事項違反になることもある

 また、靴にも注意が必要です。例えばサンダルや下駄などの脱げやすい靴を履いてバイクを運転することは、「公安委員会遵守事項違反」とされています。ローファーやスニーカーなど、多くの学生が身につけているものは違反にならないものの、靴紐が緩んでいないか等、十分に確認することが求められるでしょう。併せて、万が一に備えてグローブやプロテクターを着用することも望ましいです。

 そして最後に、学生が最も気をつけなければいけないのが、校則です。バイクの免許取得や、運転での通学については、各学校によって判断が異なります。

 免許取得が可能になる時期が定められていたり、免許証取得許可願や、取得後の免許証のコピーの提出が必要になったりなど、必要書類が細かく定められている校則も存在しています。そのため、免許取得を検討する場合は必ず学校へ確認を取り、校則や可能な通学方法などをしっかりと調べておくことが大切です。

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 ちなみに学校だけでなく、教習所で保護者の同意が必要になる場合も少なくありません。これはバイクを購入する際も同様で、場合によっては親権者の同席、または電話での確認がおこなわれることもあるようです。

 このように、制服を着用したままでもバイクへの乗車は可能となっていますが、確認すべき部分は多く存在しています。校則や保護者の同意といった、求められていることをしっかりとクリアし、服装などの安全面に十分に気をつけた上でバイクに乗ることが求められそうです。