『小野木里奈の○○○○○日和』は、バイク好き女優の小野木里奈さんが試乗したスズキ「カタナ」のレポートです。

小野木里奈的個性ナンバーワン・バイク!

 皆さん、こんにちは! バイク好き女優の小野木里奈です。突然ですが、皆さんは「個性的なバイクは何?」と聞かれると、どんな車種を思い浮かべますか?

 もちろん、どのバイクにも個性はありますが、人によって感じ方は様々だと思います。デザイン、走り心地など、外見と内面でもそれぞれ見方が違いますよね。

 私の場合、まず見た目が判断基準。本日は、そんな見た目が個性的なスズキ「KATANA(カタナ)」の試乗記です。それでは、いってみましょう!
 
 ます印象的なのが、このゴツゴツとした岩石をイメージさせる形状。歴代のカタナを見比べると、フロントからテールまでの波打つ形、シートの先は四角くてブロックのような形は大きく変わらず、この個性的なスタイルが伝統的に受け継がれているんだなぁというのを感じます。

 昔からカタナを知っているライダーの皆さんは、この姿に見慣れている方も多いと思いますが、今回私は試乗することも初めてですし、昔のカタナの知識も浅いので、形状とカラーリングに新しさと他と被らない個性を感じました。

スズキ「カタナ」とバイク好き女優の小野木里奈さん
スズキ「カタナ」とバイク好き女優の小野木里奈さん

 ちなみに、カタナという名前は、“刀”の持つ剛柔性と鋭利性、そして完成された機能美を車体の形へ具現化させたことが由来だそうです。

 個人的にも日本の要素をイメージした名前であることで、「日本のバイク」という印象が強く感じられるところも素敵だと思いました。
 
 私が試乗したカラーは「ミスティックシルバーメタリック」。フロント側のシルバー色に施された塗装を見て、より岩石を削り出したかのようにも見えます。

 シルバーグレーだけだと地味になりがちなカラーリングですが、フロントフォークのイエローゴールドとホイールの蜜柑色が明るい差し色になっていて、より個性的な印象になっています。
 
 ヘッドライトはシートと同じように角張ったデザインで、現在の主流とも言える丸みがある部分や細身で鋭角な形ではなく、武骨で角張った形で構成されているのも特徴です。

 一方で、シート後方を見ると、タイヤからリアシートの空間を広めに取る事で、すっきりとしたスタイルを演出。このすっきり空間のおかげで、ゴツゴツとした車体の見た目が重すぎない印象を与えてくれているように感じました。
 
 メーターはデジタル液晶ですが、ちょっとクラシカルな昔のインベーダーゲームのような雰囲気で、明るい場所では白く、暗い場所ではオレンジ色に見えるように視認性の高さも備えられています。

スズキ「カタナ」の足付き(身長160cm)
スズキ「カタナ」の足付き(身長160cm)

 それでは、恒例の足つきチェックでございます! 私(=身長160cm)が跨るとシート高は820mmで、両足のつま先でしっかり支えられる状態です。やや足は開いている感覚になりますが、1人で支えづらいというほどではありません。
 
 ただ、車両重量が215kgなので、車体を起こしてスタンドをはらう時は少し大変でした。ゴツゴツとした見た目からも重そうな車体と想像していましたが、やはり取り回しなどは慣れが必要だと思います。
 
 ではいよいよ、エンジンスタートです! 低く野太いエンジン音が鳴り響き、ずっしりとした車体に跨ってドキドキしながらアクセルを回すと、1000ccクラスでありながらじわっとしたスタートダッシュ。

 意外にも扱いやすい走り出しかと思いきや、少しずつ加速していくと途中からぐわんっぐわんっとスピードが上がっていきました。

 このずっしりとした車体からは想像できなかったパワーを感じ、びっくりして思わずハンドルを握る両手に力が入ってしまいました(笑)。

スズキ「カタナ」の走りを楽しむバイク好き女優の小野木里奈さん
スズキ「カタナ」の走りを楽しむバイク好き女優の小野木里奈さん

 コーナリングでは車体がゆったりと倒れて走ってくれるような感覚。キビキビとした反応という印象は少ないため、スポーティーに走りたい人はちょっと物足りなさを感じるかもしれません。方向転換をする際には、車体の重さを感じやすい点も注意ポイントです。

 小回りもしにくかったので、Uターンをする場所も結構広めのスペースがないと曲がりにくいかもしれません。

 一方で、パワーは十分にあるので、アクセルを回した時にぐわんっと加速して走る瞬間は、ゾクゾクして楽しかったです!

 突発的にパワーが放出される訳ではなく、じわじわと底が見えない感じで加速していくので、このままアクセルをあけていくと永遠にスピードが上がって行くのではないかと不安になるほど。なんだか、この走り心地も個性的だと感じました。
 
 結論! 「個性的なバイクは何か」という疑問の答えは、ライダーそれぞれの感じ方やそれまで触れてきたバイク体験から、自分にとって個性的であるバイクかどうかを楽しみながら見つけるもの。

 私はこれまで比較的、小型から大型まで軽快でスポーティーなバイクに乗る事が多かったため、今回のカタナがとても個性的に感じたのかもしれません。

 とはいえ、これまでたくさんバイクに試乗もさせていただいたたからこそ、個人的にはこのカタナが個性的な立ち位置にいるバイクと言いたくなるのです(笑)。
 
 いかがでしたか? ちなみにカタナの価格(消費税10%込)は166万1000円です。気になる方はぜひ試乗してみてくださいね。

 それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!