レーシングライダーの大久保光選手が参加した所属チームの合同トレーニング&今季初テスト。そのレポートです。

チームエトワール2年目のシーズンがスタート

 皆様こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。3月になりまして私はモルドバに帰ってきました。

 モルドバではまだ雪が降ったりと春は程遠いような気候が続いていますが、それでも気温が氷点下になる事が少なくなってきている印象です。

 ル・マン24時間レースのオフィシャルテストまで約1か月というところですが、ヨーロッパでしっかり体を慣らして最善の状態でテストに臨めればと思っています。

 今回は、2月末までの日本に滞在していた期間に、所属チームであるチームエトワールで合同トレーニングとプライベートテストを行ったことについて、書いていきたいと思います。

 まずはチームエトワールの今季の所属ライダーで開催された合同トレーニングですが、初めてチームメイトになるライダーもいるのでトレーニングはもちろんのことコミュニケーションをしっかりとることを目的として行われました。

 トレーニング内容についても皆での話し合った結果、オフロードトレーニングをする事になり、場所は埼玉県にあるオフロードビレッジに決定。

 土曜日ということもあり、トレーニングに来ている人も多かったのですが、チームメイト同士で楽しみながらも、しっかり真剣にトレーニングに励むことができました。

 トレーニング中は、終始マシントラブルがあったりしたもののとても良い日を過ごすことができました。チーム監督の市川監督も撮影に来てくださりとても充実したトレーニング日になりました。

所属チーム「チームエトワール」の合同トレーニングに参加した大久保光選手
所属チーム「チームエトワール」の合同トレーニングに参加した大久保光選手

 そして後日、チームエトワールのレースに向けたプライベートテストも実施。今回はモビリティリゾートもてぎのスポーツ走行枠を使い、2日間しっかり走行してきました。

 ル・マンの寒い夜の気温を想定してのテストということで、期待通り当日は気温が一桁と絶好のテスト日和となりました。

 テストの内容としては、タイヤテストやガソリンタンクのテストなど、耐久レースならではのテスト項目をこなしていきました。

 また、今年からチームに新しく加入した伊藤元治選手にBMW Motorrad「M1000RR」に慣れてもらうことも目的として、しっかり彼に走り込んでもらえるようなスケージュールで、テストが進められていきます。
 
 初日は多少のトラブルはあったものの、各々テスト項目をこなしていくことができました。

 私自身も、昨年のEWC最終戦以来のM1000RRだったので、自分のペースでしっかり感覚を取り戻していく事に集中。宿泊はモビリティリゾートもてぎ近くにある旅館でしたが、ライダー4人で1部屋だったこともあり、そこでもバイクの話や世間話などで盛り上がり、より一層コミュニケーションを深めていくことができました。

所属チーム「チームエトワール」の今季初テストに参加する大久保光選手
所属チーム「チームエトワール」の今季初テストに参加する大久保光選手

 2日目も淡々とテスト項目を進めていく流れ。今回私はタイヤテストをメインで担当し、コンパウントの比較を中心に行なっていきました。

 ル・マン24時間レースの寒い気温の中で使う予定のタイヤがどのように機能して、どのように違うのかをしっかりと感じ取ってデータ化する事が目的。タイムは求めていなかったものの、それなりのラップタイムで周回することもできて良かったです。

 チームメイトはチームメイトでガソリンタンクの燃費テストやマシンに慣れるための走り込みなど、各時の担当項目を実施。最終的には、とても有意義なテストをすることができたと思います。

 テストを終えてからは「M1000RR」のエンジンを作ってくれているアルファーレーシングのエンジニアとしっかりコミュニケーションを取り、テスト後のデータを共有することもできました。

 いよいよ開幕戦まで2か月を切りました。昨年はチームの立ち上げ初年度だったこともあり、行き当たりばったりなところもありましたが、今年は2年目のシーズンということで、しっかり計画を持って物事を進めていくことができています。

 次のテストはいよいよ、ル・マンサーキットでのオフィシャルテストとなります。更にパワーアップしたチームエトワールの応援を、よろしくお願いします。