春は絶好のツーリングシーズンですが、気を付けるべき5Kがあるとされています。5Kとは、具体的にどのようなものなのでしょうか。
春の5Kは「花粉、黄砂、強風、乾燥、寒暖差」のこと
春は穏やかな気候なだけでなく、植物が芽吹いてきれいな景色を堪能できる、絶好のツーリングシーズンです。
しかし、そのような春でも気を付けなければならない気象病があります。それは花粉、黄砂、寒暖差、乾燥、そして強風を総括した「5K」です。
たとえば、花粉や黄砂は目や鼻に影響を与え、影響を受けると目に涙がたまるなどして、視界不良の原因となります。
特に花粉症の人にとっては、くしゃみや目のかゆみなどが集中力の低下を招き、安全な運転を妨げる要因となることは、いうまでもありません。
さらに、春は朝晩に冷え込む一方で、日中は暖かくなることが多いため、ツーリング中に気温の変化へ適応できず、体調を崩すおそれがあります。

それに加えて、走行風によって口の中や鼻の粘膜が乾燥すれば、ウイルスや細菌が侵入しやすくなり、風邪や感染症にかかるリスクが高まる恐れも。
そして、強風により吹きつける風は体温を下げるだけではなく、横風を受ければバランスを崩しやすくなるため、バイクの走行に大きな影響を及ぼします。
つまり、5Kの中でも強風はライダーの体調に影響するだけでなく、直接事故の原因にもなりかねないということです。
特に橋の上やトンネルの出口では急に風が強くなるほか、高速道路では風の影響がさらに強まるため、そういった場所ではハンドルをしっかりと握り、無理な追い越しを避けるようにしましょう。
高速道路などでは、この強風による事故を防ぐために、「吹き流し」とよばれるこいのぼりのようなものが設置されています。
吹き流しは、一般的に「横風注意」という標識とともに、橋の上や平野部やトンネルの出口など、風のとおり道になっている場所に設置されるもの。
ライダーは風になびいた吹き流しの角度によって、風の強さを判別できるようになっているという訳です。
たとえば、吹き流しの角度が約30度のときは風速3mから4m以上、約45度のときは風速5m以上、水平のときは風速10m以上の風が吹いていることを示します。

そして風速10m以上の風は、クルマでも風にあおられる感覚を受けるほどの強風。バイクは風の影響を受けやすいため、強風が吹いている際は、転倒しないためにハンドルをしっかりと握って速度を落としたり、場合によっては安全な場所で停止するようにしてください。
また、他の5Kにもそれぞれ対策があります。まず、寒暖差の影響はライダーが防風性や保温性のあるジャケットを着用し、脱着できるインナーを調整することで軽減させる事が可能。
こまめな水分補給や顔や手など、乾燥しやすい部分を事前に保湿すれば、肌や粘膜の乾燥を防ぎやすくすることができます。
そして花粉や黄砂は、フルフェイスヘルメットなどを活用することで抑えられることがほとんど。しかし、場合によっては通気性の高いマスクを併用することが必要な場合もあるでしょう。
この際に花粉症をおさえるための薬を使う場合は、眠気が出にくい薬を選ぶことが重要。不安なら、医師や薬剤師に相談すると良いでしょう。
なお、ツーリング前には、この5K対策以外にも日常の点検など、事前準備が欠かせません。
タイヤの空気圧や摩耗具合、ブレーキの効き具合、オイルや冷却水の量、ライトやウインカーが作動するかなどを事前に確かめることで、ツーリングを安全に楽しめるようにしましょう。


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