「生理前と生理後のお肌のコンディションが違う」「肌荒れやニキビが出る」といったことを一度は経験したことがあるのではないでしょうか?女性が生理に大きく関係しているのがホルモンの変化。そのホルモンの分泌や変化によってお肌の調子も変化します。自身の生理サイクルに上手く合わせ、お肌をケアしてあげることでより美肌へと近づくことができます。今回は、その方法をエステティシャンである筆者がご紹介します。


■ホルモンの変化は大きく分けて2種類


(1)肌荒れなど不調が現れやすい時期「プロゲステロン」
体質や生理周期などによって個人差がありますが、生理が終わり約2週間後に排卵が起き、排卵後から次の生理に向かって徐々に増加し、生理開始とともに減少するホルモンを「プロゲステロン」と言います。このホルモンは生理前のニキビや肌荒れなどお肌のトラブルにも影響が。

他にも生理前は身体が顔がむくんだり、気分が優れなかったり、イライラしたりなどの症状にも関係があるのだそう。この時期のお肌や身体はデリケートで敏感になりやすいです。
(2)お肌も身体も調子が良い時期「エストロゲン」
プロゲステロンに比べてエストロゲンは生理初日から増えはじめ、排卵日に向かって増加し、排卵から減少していきます。

生理前は肌荒れやニキビなど肌の不調が現れやすいのに対し、生理後はお肌の調子が良くなるのはこのエストロゲンというホルモンの分泌が安定していることが関係しているのです。

■排卵日後〜生理前のケア (約10日間)


排卵日後〜生理が始まる約10日〜2週間は「プロゲステロン」の分泌が盛んな時で身体やお肌は不安定な時期です。

身体やお顔がむくんだり、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルが出やすい時ですので、この時期に行いたいスキンケアは保湿。しっかりと丁寧に行い、身体を温めたり、身体も心もリラックスするようにしましょう。

お肌が敏感になりやすく、紫外線に反応しやすくなりますので外出時のUV対策は念入りに行う事がポイント。

■生理中のケア (約7日間)


生理が始まると生理期間中はブロゲステロンもエストロゲンも分泌が減少します。比較的お肌は安定し、生理前にできてしまったニキビや肌荒れなども一旦落ち着きやすい時です。

ですが、身体がむくみやすい、気持ち的にしんどい、お肌が乾燥しやすいということがありますので、活動的になりすぎず、リラックスすることを心がけ、美容オイルで優しくマッサージをおこなったり、たっぷりと化粧水を塗り保湿しましょう。

■生理後〜排卵日まで(約10日間)


生理後から排卵日まではエストロゲンの分泌が増えはじめます。エストロゲンの分泌が増える事で水分と皮脂のバランスが整い、お肌の調子が良くなりやすい時期です。

この時期は、角質ケアやエステなどでお肌の深い部分のお手入れを行うなど適しています。いつもしないパックや美顔器などでケアするものいいですね。
このように、自身のホルモンの変化やリズムを知りながら、その時に必要なスキンケアを行いましょう。

生理前はただでさえ気分が憂鬱になりやすい時期でもありますので、無理をせず思いっきりリラックスしたり、生理後に普段できないメンテナンスをするなど、自身の身体のリズムと付き合うことが美肌への近道となりますので、ぜひ意識してみてはいかがですか?
寒川あゆみ
エステサロンオーナー、美容家、美容ライター

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