流行遅れのデザイン、サイズの合わなくなった服など、シーズンを通して着れなくなる服はたくさん出てきますよね。その度に服を捨てては買い・・・を繰り返していると、何だかもったいなく感じてしまうことがありませんか?

ヨレヨレになるまで着倒した服ならいざ知れず、お気に入りでも流行遅れになったブランド服などは、着ないのに捨てられないなんてこともありますよね。そんな時に実は活用できるのが“お直し”。意外に知られていないお直しの魅力についてご紹介いたします。


お直しとはどんなイメージ?


実際、お直しをするというと、皆さん大体はパンツの裾上げ程度がほとんどではありませんか?お直しは確かに基本的な裾上げであれば、ほとんどのお店が対応しています。

しかし、実際にはお直しは裾上げだけではありません。よれてダメになったジャケットの襟を直したり、身幅を詰めてくれたり、痛んだ生地の箇所をキレイに直してくれるのがお直しのお店なのです。

とはいえ、お店によってできることできないこともあります。もちろん、持ってこられる服の状態によっては、対応できない場合もあります。お持ちの服がまだ着られるのか、もうダメなのか、服の寿命について判断してくれる“洋服のお医者さん的存在”がお直し店なのです。

お直しで流行遅れの服が甦る


限られたお店ではありますが、個人店のお直し屋さんはオーナーさんが縫製屋さんであることが多いです。縫製屋さんとは、型紙からお洋服を着られるように製作する人達のことです。彼らは、服がどうすれば着られる状態になるのかということに長けています。

なので、例えば流行遅れになってしまった服も、すこし手を加えれば今のトレンドに合わせたシルエットに甦らせてくれるのです。これって嬉しいことですよね。ただし、大きなシルエットから小さくすることはできても、小さなシルエットを大きくお直しすることはできません。(単純に生地が足りなくなる上に同じ生地を発注することが難しいため)

そうした場合はリメイクという形で、もとあるデザイン活かして新しいお洋服に変化することもできるので是非、お直し屋さんで調べてみることをおすすめします。

一着を丁寧に着る気持ちが大切


お洋服は消耗品。意を決して買った高い服も、何回着ようが関係なく年月が経てば劣化していくのです。2回しか着ていなくても、3年経てば状態が悪くなります。だからこそ、こまめにお手入れすることが大事なのです。

ホームクリーニングでも良いですが、適度にクリーニングし、ほころびが出ればお直しに行く。そうして丁寧に一着を扱う気持ちが結果として、洋服を大量に購入し大量に捨てるという、インスタント的な扱い方から卒業していくのではないでしょうか。

好きという感覚でたくさんのお洋服を手にすることも大切ですが、そのいっぽうで手に入れた服を大切に扱うということも忘れないでいたいものですね。
角 侑子
ファッションスタイリスト

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