最近よく聞くようになった時計遺伝子。実はこの遺伝子を知れば知るほどダイエットを効果的にすすめることが可能なのです。今回はその遺伝子を活用したダイエット方法をご紹介します。


体内時計をリセットする


時計遺伝子をうまく活用するにはまずは体内時計をしっかり働かせることです。私たちの体の中には、「体内時計」と言われる1日のリズムを刻むメカニズムがあります。

ご存じの方も多いと思いますが、人間の体内時計は24時間ではなく、少し長い24.5時間です。朝、太陽の光を浴びることで脳の中のメイン時計を刺激して、「いまから次の日になりますよ」とリセットされます。

実はこのリセットは光だけではなく、食事をすることでも効果があります。光とは違うリセットの方法になりますが、体の中の胃・肝臓・皮膚・血管など全ての細胞に対し、「リセットしなさい」と指示を与えるのです。

このように「光」と「食事」が体内時計をリセットする大事な要因になります。また、夕食と朝食との絶食時間を10時間以上とることでリセット効果をより高めることが出来ます。

時計遺伝子Bmal1を活用する


時計遺伝子は20個ほどありますが、その中でも脂肪の合成を促進する遺伝子がBmal1(ビーマルワン)になります。その量は1日の周期で変わります。

Bmal1が一番多く発生するのが夜22時から深夜の2時頃、逆に減っているのが昼過ぎの14時前後。ということは、14時前後は脂肪になりにくく、夜遅い時間の食事は脂肪になりやすいことになります。

夕食は少なめにして、20時頃までには終えたいものです。もし、夕食を少なめにするのが心配な人は、15時頃に腹持ちがいいものを間食しておくことをおすすめします。この時間はまだBmal1が少ない時間です。

そうは言っても仕事などの都合上、早い夕食は難しい方も多いと思います。そんなときは分食をオススメします。19時頃までにおにぎり(炭水化物)を1つ食べ、帰宅後に野菜やお肉などのおかずを食べるようにするのがいいでしょう。

まとめ


【1】体内時計をしっかりと動かす
→太陽の光を浴びて、朝食をしっかりと摂る

【2】時計遺伝子Bmal1を意識した食生活をする
→朝・昼はある程度しっかり食べてよし!夕食は少な目で20時までに済ませる

体内時計をしっかりと働かせてあげることで、時計遺伝子Bmal1の作用を十分に受けることが出来ます。身体のリズムを上手に活用して、効果的なダイエット、脂肪がつきにくい体を手にいれましょう。
大島 久美
管理栄養士

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