(ブルームバーグ): サウジ国籍を持ち米国で活動するジャーナリストのジャマル・カショギ氏の失踪を巡り、トランプ米大統領はポンペオ国務長官をサウジアラビアに「即座に派遣」し、サルマン国王と会談させるとツイッターに投稿した。一方で失踪の背後には「ならず者の殺人者たち」が存在する可能性を指摘した。

  トランプ氏は15日、サウジアラビアのサルマン国王と20分間にわたって電話会談。カショギ氏の失踪と殺害の可能性について、国王がサウジ政府の関与を「真っ向から否定」したと明らかにした。サウジ政府高官によると、国王の指示に基づく事件の調査が始まっており、証拠があれば関係者の責任を問う可能性がある。これは同国がトルコ政府と行っている合同調査とは別。

  「国王はこれ以上ないほど強く私に否定した」とトランプ氏は記者団に説明。「国王の考えをうかがい知ることはできないが、私にはならず者の殺人者らによる事件のように聞こえた。なんとも言えない。すぐに突き止める」と述べた。

  トランプ氏によると、ムハンマド皇太子もジャーナリスト失踪について「何も知らなかった」と国王は述べた。ブルームバーグ・ニュースは失踪の翌日に皇太子にインタビュー。皇太子はカショギ氏が領事館から無事退館したと信じていると述べている。

 トルコ当局者らはカショギ氏が領事館内で殺害され、遺体は解体されたとの見方を示している。

原題:Trump Offers ‘Rogue Killer’ Theory, Sends Pompeo to Saudi Arabia(抜粋)

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