(ブルームバーグ): 米金融当局者は7、8両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、今年4回目となる来月の利上げの展望について市場の見方を補強しようとする一方、米景気拡大ペースの減速の可能性をどう表現すべきか検討することになると考えられる。

  FOMCは今週の会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを2−2.25%に据え置くことを決めると広く予想されている。米東部時間8日午後2時(日本時間9日午前4時)に公表される声明では、米経済の成長と労働市場の強さに引き続き言及し、12月利上げの市場見通しを後押しする公算が大きい。

  一方、9月の経済予測で計3回(中央値)としていた2019年の利上げ回数の見通しを巡っては、その必要性についての自信が以前よりも後退していることを示唆するような形で声明に微調整が加えられるかもしれない。

  会合後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による記者会見は予定されておらず、経済予測の次回更新は12月のFOMCとなる。FF金利先物市場で織り込まれている12月利上げの確率は約78%となっている。

  スティーフル・ニコラウスのチーフエコノミスト、リンゼー・ピエグザ氏(シカゴ在勤)は「12月利上げの可能性は十分織り込まれているが、もっと重要なのは19年を展望する上で示される基調だ」と指摘。「経済が全速力で前進しているわけではないと示唆するような基調の変化があるか注視する」と語った。

  コーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は「声明に変更があるとすれば、その大半は1段落目となるだろう。経済活動は若干緩やかとなったが、引き続き力強いないしは堅調だといった表現になるのではないか」とコメントした。

原題:Fed’s Tone Will Give Clues on 2019 Pace: Decision-Day Guide(抜粋)

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