(ブルームバーグ): 米ダラス連銀のカプラン総裁は成長が減速し、インフレ加速の兆候も見られない中、金融当局は2019年の政策運営において辛抱強くなる必要があるとの認識を示した。

  総裁は6日、経済専門局CNBCのインタビューで「これまでのように進むべきだと私は強い確信を持っていた」が、「現段階では、よりずっと慎重になり辛抱強くなることを勧める」と述べた。また「金融政策の正常化は常に困難が伴う」と語った。

  カプラン総裁は関税を巡る不確実性と、投入コスト増加で利幅が削られるリスクの両方が見通しに重しとなっていると説明。財政面での刺激効果が薄れることから、2018年は力強かった経済成長が19年には減速するとのダラス連銀エコノミストの予想に言及。インフレが引き続き緩やかなことから、こうした見通しは辛抱強い姿勢を適切にすると述べた。

  今月18、19日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げを市場が織り込み過ぎているかとの質問に対し、カプラン総裁は「われわれは極めて漸進的かつ辛抱強くあるべきだ。私の見解では急速なインフレ高進は見られない」と答えた。フェデラルファンド(FF)金利先物の動向によると、今月の利上げは70%近く織り込まれているが、ここ数日は確率が低下している。

原題:Fed’s Kaplan Counsels Patience With Growth Expected to Slow (1)(抜粋)

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