(ブルームバーグ): 中国商務省は10日、今年の春節(旧正月)期間中の小売り・飲食業売上高が計1兆100億元(約16兆4000億円)になったと発表した。前年に比べて8.5%増にとどまり、少なくとも2011年以降で最も小さい伸びとなった。消費に対する下押し圧力が春節休暇中も続いた。

  中国中央テレビ局(CCTV)が商務省のデータを引用して報じたところによると、観光業の収入は8.2%増の5139億元と、昨年の12.6%増から伸びが鈍化した。また、国内の映画興行収入は前年に比べて1%増だったと澎湃新聞がアリババ・ピクチャーズの発券サービスプラットフォームの統計を基に伝えた。

  春節期間中のショッピングはオンラインで済ます傾向が強まっており、JDドットコム(京東)の売上高は43%増加。アリババ・グループ・ホールディングの「Tモール」での支出は規模が小さめの都市で55%増と、住宅価格の高騰で住民の財布のひもが固くなっている主要都市に比べて伸びが大きかった。

  今年の春節休暇は2月4−10日、昨年は2月15−21日だった。

(オンラインショッピングや映画興行収入の動向などを追加し更新します.)

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