(ブルームバーグ): 米アップルの決算発表を来週に控え、アナリストはややポジティブな姿勢に転じたものの、あまり安心はしていないようだ。

  この2日間に少なくとも4社がアップルの目標株価を引き上げた。ただ、いずれも特に「iPhone(アイフォーン)」の販売を巡り、慎重な見方を崩していない。

  ウルフ・リサーチは25日、アップルの目標株価を10ドル引き上げ185ドルに設定したが、買われ過ぎているとして、「上値を追うことはしない」と指摘。アナリストのスティーブン・ミルノビッチ氏は顧客向けリポートで、「アイフォーンが逆風に見舞われているほか、対中関係はなお紛糾する恐れがあり、今後1年間にハードウエアの新たな大型商品投入は見込まれていない」などと説明した。

  UBSも目標株価を20ドル引き上げて235ドルとしたが、アイフォーンの製品ミックスは「依然厳しい状況」にあるとの見方を示した。一方、近く発表される決算については、「良好なはずだ」と予想した。24日にはバーンスタインとゴールドマン・サックスも目標株価を引き上げながらも、慎重な見方を示していた。

  25日の米市場でアップル株は0.9%安で終了。1月の安値を45%上回る水準にある。23日には終値ベースで昨年11月以来の高値を付けていた。同社は30日の取引終了後に1−3月(第2四半期)決算を発表する予定。

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