(ブルームバーグ): 北朝鮮のメディアは、朝鮮半島を南北に隔てる非武装地帯(DMZ)にある板門店で6月30日に行われた米朝首脳会談を大々的に報道している。

  北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長とトランプ米大統領との電撃会談から一夜明け、党機関紙、労働新聞の1面は、トランプ氏が米国の現職大統領として初めてDMZの北朝鮮側に足を踏み入れる様子を写した7枚の写真で埋まった。国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、3回目となった米朝首脳会談を「劇的な転換」だと報じた。

  KCNAはトランプ氏との「個人的に良好な関係」が緊急の会談を可能にしたとの金委員長の発言を伝え、トランプ氏と金委員長の関係が「他の人には予想できない良好な結果を生み出し続け、将来的に多くの困難と障害を乗り越える不思議な力として働くだろう」と論じた。

  労働新聞は「尊敬すべき指導者」金委員長とトランプ氏の「板門店での歴史的会談」との見出しを掲げた。KCNAはウェブサイトに30枚を超える写真を載せ、金委員長とトランプ氏の交流が「2国間の不名誉な関係」を終わらせ、両首脳は互いに「完全な理解と共感を表明した」と報じた。

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